細微(読み)サイビ

デジタル大辞泉 「細微」の意味・読み・例文・類語

さい‐び【細微】

[名・形動]
非常に細かいこと。また、そのさま。微細。「細微な点まで観察する」
身分が卑しいこと。微賤
[類語]微細細かい小さい微小細密緻密ちみつ細かしょう小さなちっちゃいちっぽけ低い小さめ矮小わいしょう寸足らずちんちくりん小振り小形小柄小作り小粒豆粒芥子けし群小最小小規模細細ほそぼそ零細ちんまりこぢんまりちまちまミニ

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精選版 日本国語大辞典 「細微」の意味・読み・例文・類語

さい‐び【細微】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. こまかいこと。小さく、かすかなこと。少なくめずらしいこと。また、そのさま。微細。微小。
    1. [初出の実例]「兼又細微殊大切之時分送給候。賞翫無極候」(出典醍醐寺文書‐(年月日未詳)(室町)正綱書状)
    2. 「充分情態の細微(サイビ)を穿ちて、兼ては変遷をも示さばやと思ひ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二〇)
  3. 身分の賤しいこと。また、そのさま。微賤。〔崔顥‐盧姫篇〕

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普及版 字通 「細微」の読み・字形・画数・意味

【細微】さいび

わずか。ほのか。〔後漢書、馮衍伝〕そ患は忽(ゆるが)せにするに生じ、は細に發す。敗はいるべからず、時は失ふべからず。

字通「細」の項目を見る

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