終り(読み)オワリ

デジタル大辞泉 「終り」の意味・読み・例文・類語

おわり〔をはり〕【終(わ)り】

物事が終わること。また、終わろうとするところ。最後。しまい。果て。「話はこれで終わりだ」「週の終わり二日」⇔始め
一生の最後。死。臨終終焉しゅうえん
[類語](1)(物事が終わること)おしまい完了完結終了終結終焉しゅうえん終末果てし幕切れ閉幕打ち止めちょんかんりょうジエンド終わる済む終わりを告げる終止符を打つピリオドを打つちょんになる(終わりのところ)しま最後最終結末結び締めくく結尾末尾掉尾とうび・ちょうび終局終幕大詰め土壇場どたんばどん詰まりすえラストエンディングフィニッシュフィナーレ

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精選版 日本国語大辞典 「終り」の意味・読み・例文・類語

おわりをはり【終・畢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「おわる(終)」の連用形の名詞化 )
  2. 続いている物事の、それ以上の先がなくなること。また、その最後の部分。しまい。すえ。はて。
    1. [初出の実例]「始には則ち架(かまへ)を東朝に学し、末(ヲハリ)には乃ち道を西城に訪(とぶら)ふ」(出典:地蔵十輪経元慶七年点(883)一)
    2. 「年ふれど恋はをはりもなかりけり思ひそめしは初めなりしを〈藤原宗隆〉」(出典:民部卿家歌合(1195))
  3. 特に、人の一生が終わること。また、その最後の時。臨終。末期(まつご)
    1. [初出の実例]「人のおはりの有様・夢などこそは、聞き置きて往生と定めたれ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)鶴の林)

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