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舞事 マイゴト

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デジタル大辞泉の解説

まい‐ごと〔まひ‐〕【舞事】

舞(まい)2」に同じ。

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世界大百科事典 第2版の解説

まいごと【舞事】

能・狂言の用語。囃子と所作からなる囃子事小段(しようだん)のうち,演者(立役(たちやく)・立方(たちかた))が舞台上で演ずる所作が,抽象的な形式舞踊であるものを舞事という。能の舞事には,笛(能管)・小鼓・大鼓で奏する〈大小物(だいしようもの)〉と太鼓の入る〈太鼓物〉とがあるが,その両者を含めて,笛の基本の楽句である(じ)の種類によって分類されることが多い。すなわち,呂中干(りよちゆうかん)の地といわれる共用の地を用いる〈序ノ舞〉〈真(しん)ノ序ノ舞〉〈中ノ舞(ちゆうのまい)〉〈早舞(はやまい)〉〈男舞(おとこまい)〉〈神舞(かみまい)〉〈急ノ舞〉〈破ノ舞(はのまい)〉などと,それぞれが固有の地を用いる〈楽(がく)〉〈神楽かぐら)〉〈羯鼓(かつこ)〉〈鷺乱(さぎみだれ)(《鷺》)〉〈猩々乱(《猩々》)〉〈獅子(《石橋(しやつきよう)》)〉〈乱拍子(《道成寺》)〉などの2種がある。

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大辞林 第三版の解説

まいごと【舞事】

能の小段(曲の構成単位)の一。シテが囃子はやしのみの伴奏で形式化された舞を舞う部分。序の舞・中の舞・早舞・破の舞・神舞・神楽・乱みだれなど。

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世界大百科事典内の舞事の言及

【猿楽】より

…およそ,近江猿楽は幽玄,大和猿楽は物まねを,その体質としてもち,理念としてもそれを提唱したのである。大和の観阿弥・世阿弥父子は,1375年(永和1),京洛今熊野の演能で,足利義満に見いだされてからは,室町御所に勤仕し,北山文化圏に参画すべく,大和猿楽本来の物まね芸を根幹としながら,幽玄的理念を具現しようとする志向をことさら強くし,意味を即物的に表現する所作的なハタラキ(働)に,舞踊的な舞の手ぶりを加え,現行の舞事(まいごと)(序ノ舞,神舞(かみまい)など)の祖型を近江猿楽からとり入れるなどした。そして,いわゆる〈複式夢幻能〉(夢幻能)を生み出していった。…

【能】より

…シテ方が詩的・歌舞的・曲線的な技法をとるのに対し,ワキ方は散文的・現実的・直線的な技法で応ずるので,舞台に厚みが増すのである。ワキ方は面を用いず,したがって現在体の男体(なんたい)の役にだけ扮し,また舞事(まいごと)を舞わない。能本の中の各人物は,それぞれにふさわしい技法という点でシテ方,ワキ方,狂言方にふり分けられている。…

【呂中干】より

…〈呂・中・干・干ノ中〉と呼称する音高や旋律の異なる4句から成る。細部の違いはあるが,〈序ノ舞〉〈真ノ序ノ舞〉〈中ノ舞〉〈天女ノ舞〉〈早舞(はやまい)〉〈男舞〉〈神舞〉〈急ノ舞〉〈破ノ舞〉など多くの舞事(まいごと)に用いられる。表に,一噌(いつそう)流の〈中ノ舞〉の〈呂中干ノ地〉を唱歌(しようが)で示す。…

※「舞事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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