siderophile element
隕石質の物体が融解した仮想的な条件下で,金属相(主にFe)に濃集する元素。V.M.Goldschmidt(1922)による元素の地球化学的分類の一つ。第8~10族元素,Au・Re・Mo・Ge・Sn・C・Pなどがこれに含まれる。これらは,次の反応M+xFeO
xFe+MOx, M+xFeS
xFe+MSxで,それぞれ左側が安定なものにほぼ相当する。しかし,これらの関係は物理条件によって変化するうえに,FeOあるいはFeSが存在できないような条件では成立しないので,安易な一般化は危険。
執筆者:松井 義人
参照項目:親石元素
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
地球化学的分配の第一過程において,地球の中心部に集まる元素として分類された.この元素に属するものは,酸素や硫黄との親和力が比較的小さい元素で,そのなかにFe,Ni,Co,Mo,Au,Re,Ru,Os,Rh,Ir,Pd,Ptが含まれる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…残りの陽性元素(M)は,自由エネルギーの大小に応じてM+ケイ酸鉄⇄ケイ酸M+Fe,M+硫化鉄⇄硫化M+Feの反応を起こし,Feより弱い陽性元素はFeによって遊離されて金属鉄相に追い込まれ,硫化物相にはSや非金属元素と同極化合物をつくる元素,および非金属イオン濃度の高いイオン性環境に存在しにくい元素が配分された。この化学平衡関係による地球化学的配分によって,元素は親鉄元素,親銅元素,親石元素,親気元素に分類される(表5参照)。以上のほかに,生物圏に集まる親生元素がある。…
※「親鉄元素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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