賞する(読み)ショウスル

デジタル大辞泉 「賞する」の意味・読み・例文・類語

しょう・する〔シヤウする〕【賞する】

[動サ変][文]しゃう・す[サ変]
ほめたたえる。「永年勤続につき、これを―・する」
美しいものや趣の深いものを見て楽しむ。観賞する。
千曲川眺望は…ほしいままに―・することができる」〈藤村千曲川のスケッチ
[類語]賛する褒めるたたえるでるよみする褒めたたえる称する持てはや持ち上げる称賛する称美する称揚する推賞する嘉賞かしょうする絶賛する激賞する礼賛する賛美する喝采するちやほやする甘やかす褒め立てる褒め上げる褒めそやす褒めちぎるおだてる・おだて上げる・べた褒めしょうする論賛する称嘆する褒賞する褒誉する嘆称する賛嘆する三嘆する詠嘆する感嘆する感服する拍手喝采する

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精選版 日本国語大辞典 「賞する」の意味・読み・例文・類語

しょう‐・するシャウ‥【賞】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しゃう・す 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「しょうずる」とも )
  2. 対象のもつ価値をほめる。もてはやす。賞賛する。また、目下功績をたたえて褒賞する。
    1. [初出の実例]「むねと射かへしたるものどもしるして、公家に奏せられたりしかば、みな賞せさせたまひき」(出典:大鏡(12C前)四)
  3. 美しいものや趣のあるものを見て楽しむ。鑑賞する。
    1. [初出の実例]「花を賞してあそびしことも」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
  4. 中世の法律用語。ある事柄について、法律上の効力を認める。
    1. [初出の実例]「次於庄家押妨者、任傍例、賞知行、先可止地頭之妨由」(出典高野山文書‐建治二年(1276)六月五日・紀伊国阿氐河庄雑掌申状案)

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