デジタル大辞泉
「煽てる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おだ・てる【煽】
- 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]おだ・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 - ① 人や動物の気持を乱すように騒ぎ立てる。気持をあおるように騒ぐ。
- [初出の実例]「ヤどや揉むの畳むのとおだてをるが怖さに」(出典:浄瑠璃・万戸将軍唐日記(1747)三)
- 「千助様、其様におだてずと、静かに歩いて下さんせいなあ」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)一)
- ② まわりではやしたててからかう。
- [初出の実例]「あなたと連れ立って歩いたら、何のかのと人が煽(オダ)てうかと思うて」(出典:歌舞伎・入間詞大名賢儀(1792)三)
- ③ さかんにほめて人の気持をあおりたてる。何かをやらせようとして、その気になるようにしむける。
- [初出の実例]「自慢の大ふぐり・おだてられ金泊を置く」(出典:雑俳・伊勢冠付(1772‐1817))
- ④ 静かにおさまっている物を、かきまわしたりして乱す。
- [初出の実例]「ゴミヲ odateru(オダテル)」(出典:和英語林集成(初版)(1867))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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