鳥島(沖縄県)(読み)とりしま

日本大百科全書(ニッポニカ)「鳥島(沖縄県)」の解説

鳥島(沖縄県)
とりしま

沖縄県の最北端(沖縄本島の北方約80キロメートル)、東シナ海上にある、霧島火山帯の活火山島。島尻(しまじり)郡久米島町(くめじまちょう)に属し、第二次世界大戦後、1945~1972年(昭和20~47)にはアメリカ軍の軍政下にあった。沖縄鳥島、琉球鳥島(りゅうきゅうとりしま)、あるいは硫黄鳥島(いおうとりしま)とよばれる。安山岩質の2火山が接合し、長さ(南東―北西)2.7キロメートル、幅1キロメートルの島をなしている。南東側の火山は三重式で、中央火口丘は溶岩円頂丘。北西側にある島内最高の硫黄岳(212メートル)は噴石丘で、山頂火口内には数か所に硫気孔が現存する。有史以後も10回噴火し、最古は1664年(寛文4)、最新は1968年。すべて爆発型で、溶岩を流出したことはない。1903年(明治36)の大噴火で、全島民が翌1904年にかけて久米島へ避難し、鳥島集落をつくった。1959年の噴火でも、アメリカ軍が全島民を移住させた。1967年の小噴火以後、無人島となっている。

[諏訪 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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