しっ‐ぱい【失敗】
〘名〙
物事をしそこなうこと。やり方、
方法などを誤って
目的とはちがった
結果になること。しくじり。やりそこない。
※
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六「屡々失敗(〈注〉シソコナヒ)したる後、
器具の良きものを製し出せり」 〔李衛公問対‐下〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「失敗」の意味・読み・例文・類語
しっ‐ぱい【失敗】
[名](スル)物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。「彼を起用したのは失敗だった」「入学試験に失敗する」「失敗作」
[類語]失策・過失・過誤・失態・不覚・粗相・しくじり・間違い・へま・どじ・ぽか・ミス・エラー・ブランダー(目的を達することができないこと)不首尾・蹉跌・挫折・破綻(―する)しくじる・し損ずる・し損なう・やり損なう・抜かる・過つ・誤る・とちる・味噌を付ける・不覚を取る・事志と違う・どじを踏む・轍を踏む・つまずく・仕出かす・やらかす
[補説]
2013年10月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。」キャンペーンでの「失敗」への投稿から選ばれた優秀作品。
◆1回目は許されて、2回目は怒られて、3回目は仏様の顔が醜くゆがむこと。
門川ゆうきさん
◆飲酒した翌朝に一切の記憶を失っていること。
酒井響介さん
◆22時以降に炭水化物を食べること。
まつこさん
◆人の言動の結果として現れる事実や状態のこと。その人がのちに成功することによって美化される傾向がある。
くらげさん
◆挑戦することで得られる成果物の一形態。果実にはならないが肥料にすることができる。
kobo-qさん
◆多くの前例がありながら、人間が繰り返すもの。それにも関わらず、いつかは克服できると夢見るもの。
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◆成功するために避けては通れない経験。人を賢く、優しく、強く、そして前進させる。
ケビンケイさん
◆人間なら誰でも冒すこと。それが早ければ早いほど、その後の人生に役立つので、若いうちにできるだけ多くこれを経験した方がいい。これを恐れてはならない。
タイガーさん
◆努力した結果の一つ。逃避せず、挑戦した証拠。内容には満足できないが、後悔のない状態。
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◆どれだけ許容できるかで、人の懐の広さを知れるもの。
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◆本質を見抜き、うまく向き合えたら、強い味方に変わるもの。
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出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通
「失敗」の読み・字形・画数・意味
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