抜かる(読み)ヌカル

デジタル大辞泉 「抜かる」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「抜かる」の意味・読み・例文・類語

ぬか・る【抜】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. うっかりして失敗する。油断する。
    1. [初出の実例]「Catus〈略〉カシコキ モノ、nucarazaru(ヌカラザル) モノ、ワダカマリタル モノ」(出典:羅葡日辞書(1595))
    2. 「『序に酒もかってくればいい』『それをぬかるものか』」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端(1814))
  3. ぐずぐずして時機を失する。また、だらしなくなる。
    1. [初出の実例]「国へ入うと思はれい。何とてぬかってはいらるるぞ」(出典:京大二十冊本毛詩抄(1535頃)二)
  4. 有効に働かないことばを用いて一句を仕立てる。
    1. [初出の実例]「よる波のうつぼ舟社(こそ)哀なれ〈略〉五もじ、あらなみのうつぼ舟社とあらまほしき也。さればよるといふ詞用にたたぬゆへ一句ぬかる也」(出典:俳諧・初本結(1662)八)

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