抜かる(読み)ヌカル

デジタル大辞泉 「抜かる」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抜かる」の意味・読み・例文・類語

ぬか・る【抜】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. うっかりして失敗する。油断する。
    1. [初出の実例]「Catus〈略〉カシコキ モノ、nucarazaru(ヌカラザル) モノ、ワダカマリタル モノ」(出典:羅葡日辞書(1595))
    2. 「『序に酒もかってくればいい』『それをぬかるものか』」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端(1814))
  3. ぐずぐずして時機を失する。また、だらしなくなる。
    1. [初出の実例]「国へ入うと思はれい。何とてぬかってはいらるるぞ」(出典:京大二十冊本毛詩抄(1535頃)二)
  4. 有効に働かないことばを用いて一句を仕立てる。
    1. [初出の実例]「よる波のうつぼ舟社(こそ)哀なれ〈略〉五もじ、あらなみのうつぼ舟社とあらまほしき也。さればよるといふ詞用にたたぬゆへ一句ぬかる也」(出典:俳諧・初本結(1662)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む