「化合物」の検索結果

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デキストリン dextrin

改訂新版 世界大百科事典
デンプンを酸またはアミラーゼ類で加水分解すると,最終的にはグルコースとなるが,その途上で,さまざまな分子量の中間生成物が得られる。これらを…

ウルツ(ビュルツ) ウルツビュルツ Wurtz, Charles Adolphe

化学辞典 第2版
フランスの化学者.ルター派牧師の息子として,ストラスブールの近郊の村に生まれる.1843年ストラスブール大学医学部で医学博士号を取得後,ドイツ…

ケルダール法 ケルダールホウ Kjeldahl method

化学辞典 第2版
タンパク質,アミノ酸,プリン塩基などの窒素定量法.1883年にJ. Kjeldahlによって創案され,多くの改良がなされてきた手法である.用いられる試料量…

代謝 たいしゃ metabolism

日本大百科全書(ニッポニカ)
生体内のあらゆる物質変化の総称で、物質代謝、新陳代謝ともいう。また、生体がその生命活動を維持するための最小必要量のエネルギー量を基礎代謝と…

ポリオキシエチレン ぽりおきしえちれん polyoxyethylene

日本大百科全書(ニッポニカ)
ポリエチレンオキシドともいう。CH2CH2Onの構造で、エチレンオキシド(酸化エチレン)が環を開いて重合した形の化合物。重合鎖の末端にはHOあるいはH…

光学対掌体 こうがくたいしょうたい optical antipode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
鏡像体ともいう。光学活性現象は原子の四面体配置または分子の形が互いに重ね合すことのできない構造をとることによって起る1対以上の異性体が存在す…

塩化金 (えんかきん) gold chloride

改訂新版 世界大百科事典
目次  塩化金(Ⅰ)  塩化金(Ⅲ)塩化金(Ⅰ),塩化金(Ⅲ)など,いくつかの種類がある。塩化金(Ⅰ)化学式AuCl。黄色粉末,比重7.4(25℃)。塩化…

仁田 勇 ニッタ イサム

20世紀日本人名事典
大正・昭和期の化学者 大阪大学名誉教授。 生年明治32(1899)年10月19日 没年昭和59(1984)年1月16日 出生地東京・小石川 学歴〔年〕東京帝大理学部…

イリジウム iridium

改訂新版 世界大百科事典
目次  性質  製法・用途周期表第 Ⅷ 族に属する白金族元素の一つ。1804年イギリスのテナントS.Tennantにより白金鉱から発見され,その化合物がい…

ヒュッケル ひゅっける Erich Armand Arthur Joseph Hückel (1896―1980)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの理論化学者。8月9日シャルロッテンブルクの内科医の家に生まれる。兄W・K・F・B・ヒュッケル(1895―1973)は有機化学者として有名。ゲッティ…

電気伝導性樹脂 デンキデンドウセイジュシ electroconductive resin

化学辞典 第2版
電気伝導性を有する樹脂.高分子化合物中に金属や炭素などの電気伝導性物質を含有させたものと,高分子化合物自身が電気伝導性を示すものとがある.…

イオン半径 イオンハンケイ ionic radius

化学辞典 第2版
イオンを球体とみなした場合のその半径.有効イオン半径(effective ionic radius)ともいう.X線回折による結晶構造からはイオン間距離を求めることは…

ピペリン ピペリン piperine

化学辞典 第2版
1-piperoylpiperidine.C17H19NO3(285.34).コショウ科黒コショウPiper nigrumあるいはP.longum,P.clusiiの主成分.中性化合物であるが,構造上ピリ…

脱水反応 だっすいはんのう dehydration reaction

日本大百科全書(ニッポニカ)
脱離反応の一種であり、水が脱離する反応をいう。1分子の有機化合物の分子内で1分子(または2分子以上)の水がとれる反応、および有機化合物2分子か…

シクロブタジエン cyclobutadiene

改訂新版 世界大百科事典
環内に共役二重結合を有する環式炭化水素のうちの最も簡単な化合物。炭素原子4個からなる4員環内に二重結合を2個有し,きわめてひずみが大きい。長い…

クリプトン くりぷとん krypton

日本大百科全書(ニッポニカ)
希ガス元素(貴ガス元素)の一つ。原子番号36、元素記号Kr。1898年イギリスのラムゼーらによって液体空気のアルゴン留分(分別蒸留で得られた各成分…

フッ化水素 フッカスイソ hydrogen fluoride

化学辞典 第2版
HF(20.01).フッ化水素カリウムを加熱すると得られる.工業的には,蛍石に濃硫酸を作用させてつくる.無色,特有の刺激臭のある発煙性液体.密度1.00…

立体配座 リッタイハイザ steric conformation

化学辞典 第2版
コンホーメションともいう.分子のなかの単結合を軸とし,その結合で結ばれている二つの原子団の一方を,他方に対して回転して生じるさまざまな形を…

コッセルの原子価理論【Kossel's theory of valence】

法則の辞典
イオン結合のモデルを,ボーアの原子模型をもとに考えて構築した原子価の理論.原子が何らかの原因で電子を獲得するか放出するかにより,希ガス構造…

マグネシウム鉱物 (マグネシウムこうぶつ) magnesium mineral

改訂新版 世界大百科事典
マグネシウムMgを主要成分とする鉱物。マグネシウムは60種以上の鉱物に含まれているが,ドロマイト(Ca,Mg)CO3,マグネサイトMgCO3,ブルーサイトM…

化石燃料の起源

知恵蔵
化石燃料(石油、石炭、天然ガス)は、数百万年前の地球上の動植物が地中に無酸素状態で埋没、高圧下で長時間かけて形成されたと考えられている。石油…

ステラ ケミファ

日本の企業がわかる事典2014-2015
正式社名「ステラケミファ株式会社」。英文社名「STELLA CHEMIFA CORPORATION」。化学工業。大正5年(1916)前身の「橋本升高堂製薬所」創業。昭和19年…

ガリウム

百科事典マイペディア
元素記号はGa。原子番号31,原子量69.723。融点29.7646℃,沸点2208℃。1875年P.E.ルコック・ド・ボアボードランが発見,ガリアGalliaにちなんで命名。…

チオール

百科事典マイペディア
メルカプタン,チオアルコールとも。アルコールの水酸基の酸素原子の代りに硫黄原子の入った化合物R−SHをいう。−SHをメルカプト基と呼ぶ。メタンチオ…

ファヤンスの法則【Fajans' rule】

法則の辞典
微量の放射性元素陽イオンの沈澱生成について,1913年にファヤンス(K. Fajans) の提案した経験法則.「放射性元素(陽イオン)は,沈澱剤としての…

塩素酸塩 えんそさんえん chlorate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
MIClO3 の一般式で表わされる化合物。アルカリ土類金属の水酸化物の微熱水溶液に塩素を通じるか,塩化アルカリの温水溶液を隔壁なしで電解して得られ…

アントシアニン anthocyanin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アントシアンという青色の花の色素群 (普通酸性溶液中で紅色,アルカリ性溶液中で青色) のうち,配糖体となっている物質の総称。色素本体はアントシ…

スチレン styrene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 C6H5-CH=CH2 。スチロールともいう。特臭ある無色の液体。沸点 145.2℃,引火点 31℃。石油留分の熱分解生成物に少量存在するが,工業的には…

マンニヒ反応 マンニヒはんのう Mannich reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
活性メチレン化合物にホルムアルデヒドとアミン類を作用させて,アミノメチル化させる反応。 1903年に B.レンスの行なった実験を 12年に C.マンニヒ…

老廃物 ろうはいぶつ

日本大百科全書(ニッポニカ)
生体内で物質代謝の副産物としてあるいは最終産物として生じるもののうち、生体に不要な物質をいう。動物ではタンパク質代謝の結果生じるアンモニア…

だつ‐り【脱離】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 抜け出ること。離れること。離脱。脱退。[初出の実例]「腹を屠りて苦界の脱離を求むるものあり」(出典:日本人‐九号(1888)天下の人士…

PHステンレス鋼 ピーエイチステンレスこう PH stainless steel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
クロム-ニッケル系のステンレス鋼にアルミ,チタン,ニオブ,銅などを添加して,それらの金属間化合物を析出させて強度を高めた鋼の総称。析出硬化 (…

固体発射薬 こたいはっしゃやく solid propellant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
火器から弾丸を発射するための固体火薬。黒色火薬,ニトロセルロースを基剤とするシングルベース発射薬,ニトロセルロース,ニトログリセリンを基剤…

チオナフテン ちおなふてん thionaphthene

日本大百科全書(ニッポニカ)
環内に硫黄(いおう)をもつ縮合複素環式化合物の一つ。クマロンの酸素原子を硫黄で置き換えた構造をもつ。ベンゾ[b]チオフェンともいう。無色の低融点…

ベンジルアルコール べんじるあるこーる benzyl alcohol

日本大百科全書(ニッポニカ)
芳香族アルコールのもっとも簡単な構造の化合物。フェニルメタノール、フェニルカルビノールともいう。ある種の花精油には遊離のアルコールの形で存…

酢酸フェニル サクサンフェニル phenyl acetate

化学辞典 第2版
C8H8O2(136.15).CH3COOC6H5.無水酢酸または塩化アセチルとフェノールとの反応により得られる.芳香をもつ無色の液体.沸点195~196 ℃.1.073.1.50…

キノジメタン キノジメタン quinodimethane

化学辞典 第2版
キノンの酸素原子をメチレン基に置換した構造をもつ化合物の総称.o-ベンゾキノジメタンは反応性に富み,オレフィンと付加環化反応してテトラヒドロ…

カルコン カルコン chalcone

化学辞典 第2版
1,3-diphenyl-2-propen-1-one.C15H12O(208.25).天然には存在せず,アセトフェノンとベンズアルデヒドの縮合により合成される.橙黄色の柱状晶.融…

キサンチル酸 キサンチルサン xanthylic acid

化学辞典 第2版
xanthosine 5′-phosphate.C10H13N4O9P(364.21).キサントシンのヒドロキシ基の一つにリン酸基のついた化合物の総称.リン酸基の結合部位により3種類…

ルチル型構造 ルチルガタコウゾウ rutile type structure

化学辞典 第2版
ルチルTiO2に代表される,組成がAB2で表される無機化合物にみられる典型的な構造の一つ.正方晶系に属し,空間群P42/mnmの対称性を有し,単位格子中…

クロロフルオロカーボン クロロフルオロカーボン chlorofluorocarbon

化学辞典 第2版
フロンともいう.低級アルカンの水素原子をすべて,または大部分フッ素原子および塩素原子で置換したものの総称.代表的なものがクロロフルオロメタ…

中間論告・弁論

共同通信ニュース用語解説
刑事裁判では証拠調べが終了後、起訴内容や量刑などについて意見を述べる検察側の「論告」と弁護側の「弁論」がある。通常は1回だが、証拠が膨大で…

かりこみ‐もの【刈込物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 刈り込みをした庭木。

電気分解【でんきぶんかい】

百科事典マイペディア
略して電解とも。電解質水溶液または溶融電解質に1対の電極を入れ直流電流を通じて化学変化を起こさせること。陽極では陽イオンの生成,酸素の発生…

ハバードモデル【Hubbard model】

法則の辞典
同一原子内におけるクーロン相互作用のみを考慮した,固体内の電子のモデル.遷移金属やその化合物中のd電子由来の磁性や,金属‐非金属転移の解析に…

氷酢酸 ひょうさくさん glacial acetic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
融点 16.7℃,沸点 118℃。飽和脂肪酸の一種で,酢酸のうち純度 98%以上のものは融点が常温に近いために特に氷酢酸と呼ばれている。酒類の酢酸発酵によ…

発生期 はっせいき nascent state

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
発生期状態ともいう。元素が化合物より遊離した瞬間は非常に反応性に富む。この状態を発生期という。たとえば硫酸で微酸性にした過マンガン酸カリウ…

グリース Griess, Johann Peter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1829.9.6. キルヒホスバハ[没]1888.8.30. イギリス,ボールマウスドイツの有機化学者。イェナとマールブルク大学で学び,いったんは化学会社に勤…

カリ‐ひりょう(‥ヒレウ)【カリ肥料】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( カリは [オランダ語] kali ) カリウムを有効成分とする肥料の総称。窒素肥料、リン肥料とともに肥料の三要素の一つ。植物体内で炭水化…

ヒ化ガリウム単結晶 ヒカガリウムタンケッショウ gallium arsenide single crystal

化学辞典 第2版
GaAs単結晶は発光ダイオード,半導体レーザーなど応用面でもっとも広く用いられている化合物半導体である.単結晶は,まず横型の帯域融解法,結晶引…