粒界腐食 りゅうかいふしょく grain boundary corrosion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 材料中の結晶粒界(→多結晶組織)が腐食されて結晶がばらばらになる現象。結晶粒界での原子の配列が不規則的で,不純物や異なった相が析出している場…
補酵素 ほこうそ coenzyme
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 助酵素,コエンザイム,コエンチームともいう。酵素が触媒反応を行う際に,ある特定の物質の補助を必要とする場合がある。これらの物質は酵素の補助…
鉄鋼 てっこう iron and steel
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉄を主成分とする材料の総称として使われるが,普通は鋼 (鉄と炭素 2.0%以下の合金) を意味する。工業的には純鉄,鋼,鋳鋼,合金鋼,銑鉄,鋳鉄,フ…
薬用植物栽培 やくようしょくぶつさいばい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 最近,漢方薬の保険適用が許可され,病院などでも医療用として大量に処方されるようになった。そのため,漢方薬に用いられる薬用植物の使用量も増加…
カワラタケ かわらたけ / 瓦茸 [学] Coriolus versicolor (Fr.) Quél.
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 担子菌類、サルノコシカケ目サルノコシカケ科のキノコ。枯れ木、枯れ枝に屋根瓦(がわら)状に多数重なり合って生える。傘は半円形で、じょうぶな革質…
油性塗料 ゆせいとりょう oil paint
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 乾性油、樹脂類を主成分とする塗料の総称。次のようなものがある。(1)あまに油、しなきり油、大豆油などの乾性油ないし半乾性油を加熱して、部分的…
ワライタケ(笑茸) ワライタケ Panaeolus papilionaceus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 担子菌類マツタケ目ヒトヨタケ科。夏から秋に,肥料を与えた草原や畑地などに生える。子実体の傘は直径2~3cm,半球形または鐘状の丸山形。柄は直径2…
工業標準化法 こうぎょうひょうじゅんかほう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 工業製品の規格,およびその生産過程の諸要因を,全国的に統一,単純化するために制定された法律。昭和 24年法律 185号。その基準を「工業標準」と呼…
ケシ Papaver somniferum; opium-poppy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ケシ科の越年草。ヨーロッパ東部の原産で,日本には中国から伝えられた。観賞用または薬用として栽培されるが麻薬原料となるため,現在では一般の栽…
人工ミルク
- 知恵蔵mini
- 母乳の代替物として人工的に作られた特別用途食品のこと。アレルギーをもった乳児や低出生体重児などに向け、成分や配合などを母乳と変えているもの…
ステビア
- 食の医学館
- 最近、加工食品の材料欄などでよく名前を見かけるステビアはパラグアイ原産で、南米では古くから、マテ茶の甘み付けに用いられてきたハーブです。 …
アラゴナイト aragonite
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラレ(霰)石ともいう。化学成分はCaCO3で方解石と多形をなす鉱物。海水からの直接沈殿物,温泉のまわりや石灰岩洞窟中,火山岩の晶洞,鉱床の酸化…
ウエル岩
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)岩の一種であるが,最初はコーベルによって鉱物と考えられ命名された[Kobell : 1938].フィッシャーは橄欖石と単斜輝石からなる岩石…
低アルブミン血症 (子どもの病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 血液のなかには、アルブミンをはじめとするさまざまな蛋白質が含まれています。主要な構成成分であるアルブミンが正常範囲を下回る場合を、低アル…
アルミニウム合金 アルミニウムゴウキン aluminium alloy
- 化学辞典 第2版
- アルミニウムを主成分とし,銅,マグネシウム,亜鉛,ケイ素,マンガン,ニッケルなどを単独または複合して添加した合金.アルミニウム合金はアルミ…
グタペルカ グタペルカ gutta-percha
- 化学辞典 第2版
- マレー半島,スマトラ,ボルネオなどに自生するPalaquimおよびPayena属植物の乳液から得られるゴムに類似する熱可塑性物質.主成分はグタ(gutta)で,…
石灰岩 セッカイガン limestone
- 化学辞典 第2版
- 炭酸カルシウムを主成分とするたい積岩.化学的沈殿および生物遺骸の集合によってつくられる.このような累積した石灰岩が,その後,流水により別の…
鷲頭出作保わしずでづくりほ
- 日本歴史地名大系
- 山口県:下松市鷲頭庄鷲頭出作保現下松市の中心部付近と考えられ、鷲頭庄の出作地であった。永仁二年(一二九四)一〇月一三日付北条実政施行状(東…
レス
- 百科事典マイペディア
- 黄土(おうど)/(こうど)ともいう。ごく細粒で灰黄色の風成堆積物の総称。華北,北米中央部,ヨーロッパのイギリス海峡から黒海に至る帯状地帯に典型…
酸素【さんそ】
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はO。原子番号8,原子量15.99903〜15.99977。融点−218.4℃,沸点−182.96℃。周期表第VI族に属し,酸素族元素の一つ。1774年プリーストリーと…
モンモリロナイト montmorillonite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 粘土鉱物の一種。 (Na,Ca)0.3(Al,Mg,Fe3+,Li)2~3(Si,Al)4O10(OH)2・nH2O 。ベントナイトの主成分鉱物。単斜晶系。比重2~3,硬度1~2。白,黄…
毒作用 ドクサヨウ poisoning
- 化学辞典 第2版
- 被毒ともいう.触媒表面と強く結合する分子種の立体障害あるいは電子的相互作用により反応速度が低下する現象.触媒側からみて被毒とよんでいる.反…
排水処理 ハイスイショリ wastewater treatment
- 化学辞典 第2版
- 生活汚水,産業廃水から汚濁物質を除去し,排出基準に適合した水質にする浄化処理.一般に処理は,沈殿池や浮上分離装置などを用いて,個体物質や懸…
分子結晶 (ぶんしけっしょう) molecular crystal
- 改訂新版 世界大百科事典
- 分子内の強い結合力に比べて格段に弱い分子間の力によって分子が集まって作る結晶。一般に融点が低い。この分子間の力は,気体の場合の分子間の相互…
地質温度計 ちしつおんどけい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 岩石あるいは鉱物ができたときの温度を推定する手掛りになるものを地質温度計という。普通に使われている温度計のような目盛りのついた計器があるわ…
ピッチ ぴっち pitch
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石炭や木材などの有機物質を乾留して得られるタール、原油、石油留分を熱や触媒を用いて分解した際に得られる副生黒色重質油を蒸留した残留物。常温…
ヒル(蛭)石 (ひるいし) vermiculite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 急熱するとヒルのようにのびる鉱物で,黒雲母,金雲母,バーミキュライトの中間型である。黒雲母および金雲母が加水分解して生じる。とくに,花コウ…
グッタペルカ ぐったぺるか gutta-percha
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- マレーシア原産のアカテツ科パラキウム属の植物(学名:Palaquium gutta)の樹液が固まった天然樹脂で、ガタパーチャともいう。主成分はトランス-1,4…
ガリウム銅鉱 がりうむどうこう gallite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ガリウム(Ga)を主成分とする硫化鉱物の一つ。1958年ガリウムの最初の独立鉱物としてナミビアのツメブTsumeb鉱山から記載された。黄銅鉱の鉄(Fe)…
土壌改良 どじょうかいりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 作物生産の基礎である土壌に有機質あるいは無機質の資材を投入し、栽培作物の生育収量がよくなるように土壌の物理的・化学的および生物的な性質を改…
ベルチェ鉱 べるちぇこう berthierite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫塩鉱物の一つ。鉄のみを主成分とする2種のうちの一つ。もう1種類は近縁種のガラベッリ鉱garavellite(化学式FeSbBiS4)。マンガン置換体クレル鉱と…
吉村 信吉 ヨシムラ シンキチ
- 20世紀日本人名事典
- 昭和期の気象技師,湖沼学者 中央気象台海洋課陸水掛長。 生年明治40(1907)年8月21日 没年昭和22(1947)年1月21日 出生地東京 学歴〔年〕東京帝国大…
木タール もくたーる wood tar
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 木材を乾留して得られる液体を静置すると二層に分かれるが、そのうちの上層を木酢(もくさく)といい、下層の黒褐色の粘液を木タールという。木タール…
二重拡散対流
- 岩石学辞典
- 温度の他に,水に溶けている塩分の濃度も不均一な場合に,それらの両方が浮力に関係するので複雑な熱対流を生じる.これは二重拡散対流と呼ばれる.…
熱放射 (ねつほうしゃ) thermal radiation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 熱輻射ともいう。熱せられた物体から出る電磁波のこと。熱線ないし赤外線はその一部である。物理学の術語としては,あたえられた温度の黒体(それに…
電子伝達系 (でんしでんたつけい) electron transfer system
- 改訂新版 世界大百科事典
- 生体酸化還元反応における電子の移動が,一定の順序で電子の受け渡し(電子伝達)を行う一連の酸化還元酵素を経由して進行するとき,その酵素系を電…
バナナ
- 食の医学館
- 《栄養と働き》 バナナは東南アジア熱帯地方が原産で、日本では明治時代以降に普及しました。40、50年前までは遠足や病気のときにしか口にできない…
角閃岩 かくせんがん amphibolite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 斜長石と普通角閃石とを主成分とする変成岩。暗緑色で緻密(ちみつ)な岩石であるが、しばしば片理や縞状(しまじょう)構造をもつ。前記の2鉱物のほかに…
エネルギー均等分配の法則 エネルギーキントウブンパイノホウソク law of equipartition of energy
- 化学辞典 第2版
- 1個の分子は各自由度ごとに(1/2)kTずつ,1 mol については(1/2)RTずつのエネルギーをもつという法則.kはボルツマン定数,Rは気体定数,Tは絶対温度…
プレーグルの炭水素微量定量法 プレーグルノタンスイソビリョウテイリョウホウ Pregl's method for microanalysis of carbon and hydrogen
- 化学辞典 第2版
- F. Pregl(プレーグル)が1916年に発表した,有機化合物中の炭素および水素の微量定量分析法.有機化合物3~5 mg を白金ボートにはかりとり(1 ug まで…
煙 (けむり) smoke
- 改訂新版 世界大百科事典
- 気体中に微細な固体粒子が分散した系を煙というが,普通には,ある種の燃焼過程で生成する不完全燃焼物などが微粒子となって浮遊した状態を指すこと…
胆汁 (たんじゅう) bile
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 成分 生理作用 胆汁の異常胆汁は肝臓で生成される消化液(ただし消化酵素を含まない)であるが,その約半分は胆管を通って胆囊内に入…
光ファイバー ひかりふぁいばー optical fiber
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 光通信に用いられる導波路。「光を導く繊維」という意味であり、光信号が伝搬する中心部のコアとよばれる部分と、その周辺を覆う同心円状のクラッド…
バイオマス ばいおます biomass
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ある時点にある空間に存在している生きた生物体の量をいい、生物体量、生物量、現存量ともいう。普通、バイオマスは重量あるいはカロリー量で表され…
光化学スモッグ こうかがくすもっぐ photochemical smog
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 汚染した大気中の炭化水素と窒素酸化物とから、光化学反応によって生成するスモッグ。最初アメリカのロサンゼルスでみいだされたためにロサンゼルス…
マクリ まくり [学] Digenea simplex C. Agardh
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紅藻植物、フジマツモ科の多年生海藻。灰紅色で、叉(さ)状分岐を繰り返す。体枝はネコの尾状に全面が細毛に覆われ、ふさふさとした形となる。体高20…
交じる・混じる まじる
- 日中辞典 第3版
- 1〔混入している〕混有hùnyǒu,掺杂chānzá,夹杂jiāzá,掺混chān…
マンノース まんのーす mannose
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素数6の単糖の一種。単糖とはヒドロキシ基(-OH)を2個以上と、アルデヒド基(-CHO)あるいはケトン基(-CO-)のいずれかをもつ化合物である(アル…
アクリル樹脂 (アクリルじゅし) acrylic resin
- 改訂新版 世界大百科事典
- アクリル酸またはメタクリル酸のエステルを主成分とする樹脂の総称であるが,一般には有機ガラスとして知られるメタクリル酸メチル樹脂methyl methac…
猪苓 (ちょれい) Grifola umbellata (Pers.) Pilát
- 改訂新版 世界大百科事典
- 担子菌類ヒダナシタケ目サルノコシカケ科のキノコであるチョレイマイタケが地下につくる菌核。猪苓とはイノシシの糞(ふん)の意味。菌核は黒く,凹…