「溶剤」の検索結果

1,106件


ピネン pinene

改訂新版 世界大百科事典
植物の精油中に広く存在し,とくにテレビン油の主成分をなす,パイン様の特有の香気をもつ無色の流動性のある液体。α-ピネンとβ-ピネンの異性体があ…

油性塗料 (ゆせいとりょう) oil paint

改訂新版 世界大百科事典
塗膜形成要素の主成分が乾性油である塗料の総称。油性ペイントともいう。油性塗料の展色剤はボイル油または油ワニスから成る。ボイル油は,乾性油(…

テレビン油 (テレビンゆ) turpentine oil

改訂新版 世界大百科事典
針葉樹,とくにマツ属の樹木からえられる揮発性の油。根,幹,やに,葉などに水蒸気をふきつけると,テレビン油は水蒸気とともに気体となり,冷やし…

トルエン toluene

改訂新版 世界大百科事典
芳香族炭化水素の一つ。トルオールtoluol(e),メチルベンゼンともいう。1835年ごろに天然樹脂トルーバルサムtolu balsamの乾留物から発見されたの…

ギ酸 ぎさん / 蟻酸 formic acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
カルボン酸の一種であり、メタン酸ともよばれる。最初にアリの蒸留により得られたので、ラテン語のアリformicaにちなんで名づけられた。化学式HCOOH…

ベンゼン

百科事典マイペディア
化学式はC6H6。特色のある芳香を有する無色の揮発性液体。もっとも簡単な芳香族炭化水素である。融点5.5℃,沸点80.1℃。水に微溶,多くの有機溶媒に可…

プロピルアルコール propyl alcohol

改訂新版 世界大百科事典
目次  プロピルアルコール  イソプロピルアルコールisopropyl alcohol炭素数3個の脂肪族飽和アルコール(一般式C3H7OH)で,プロパノールpropano…

オクタン おくたん octane

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数8個からなる飽和炭化水素(アルカン)の総称。18種の構造異性体と4種の光学異性体があり、合計22種の異性体がすべて分離されている。IUPAC命名…

油脂【ゆし】

百科事典マイペディア
動植物体に含まれる成分の一つで,化学的には三つの脂肪酸と一つのグリセリンが結合したエステル(トリグリセリド)。一般に常温で液体のものを脂肪…

ラノリン lanoline

改訂新版 世界大百科事典
羊毛の表面に付着している蠟(ろう)状物質。羊毛脂,羊毛蠟ともいう。羊毛をセッケン水などで洗浄する際の廃液から遠心分離,硫酸を加えるなどの方…

イソプレン isoprene

改訂新版 世界大百科事典
二重結合を二つもつ脂肪族鎖式不飽和炭化水素(ジオレフィン,鎖式ジエン)の一つ。IUPAC命名法では2-メチル-1,3-ブタジエン。古くから天然ゴムの単…

ニトロパラフィン にとろぱらふぃん nitroparaffin

日本大百科全書(ニッポニカ)
飽和脂肪族ニトロ化合物の総称。一般式CnH2n+1NO2あるいはRNO2(Rはアルキル基)で表される。低級ニトロパラフィンは工業的に生産され、プロパンと硝…

アルギン酸 (アルギンさん) alginic acid

改訂新版 世界大百科事典
褐藻類の細胞膜の主要構成成分。algae(藻類)が語源。コンブ,アラメ,カジメなどに乾物の15~30%含まれる炭水化物(多糖類)で,D-マンヌロン酸とL…

トリクロロエチレン とりくろろえちれん trichloroethylene

日本大百科全書(ニッポニカ)
エチレンCH2=CH2の水素原子3個を塩素原子で置き換えた化合物。正しくは1,1,2-トリクロロエテンというが、一般的にトリクロロエチレンといわれている…

木材糖化 (もくざいとうか)

改訂新版 世界大百科事典
木材加水分解ともいう。木材の7~8割を占める多糖(セルロースとヘミセルロース)を単糖に分解する操作をさす。得られる単糖はブドウ糖,キシロース…

VPI紙 ぶいぴーあいし

日本大百科全書(ニッポニカ)
紙に気化性の防錆(ぼうせい)剤を加工した防錆紙の一商品名。vapor phase inhibitor paperの略。鉄または銅などの非鉄金属は保存中に化学変化をおこし…

ニトログリセリン ニトログリセリン nitroglycerin

化学辞典 第2版
1,2,3-propanetriol trinitrate.C3H5N3O9(227.09).グリセリン(98.5% 以上,1.262以上)を,98% 濃硝酸,98% 濃硫酸,および30% 発煙硫酸の混酸(…

酢酸エステル さくさんえすてる acetic ester

日本大百科全書(ニッポニカ)
酢酸とアルコール(あるいはフェノール)が、1分子の水がとれて縮合した形の化合物の総称。アセテート、アセタートともいう。一般式CH3COORで表され…

人工皮革 じんこうひかく artificial leather

日本大百科全書(ニッポニカ)
人造皮革ともいうが、日本では合成皮革とは区別している。合成皮革はビニルレザー(擬革)を改良、発展させたもので表面層のみを天然の革に似させて…

焼結 しょうけつ sintering

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
粉体を高温で固結する技法。製錬 (→金属の製錬 ) の予備処理の場合と,粉末冶金の場合がある。 (1) 溶鉱炉など通風を必要とする炉では粉鉱は通風を妨…

ヤシ(椰子)油 (やしゆ) coconut oil

改訂新版 世界大百科事典
熱帯産のココヤシの実の胚乳から圧搾法で採取した油脂。ココナッツ油ともいう。胚乳を乾燥したものはコプラ(含油量63~68%)と呼ばれ,この形で輸出…

イソプレン イソプレン isoprene

化学辞典 第2版
C5H8(68.12).CH2=CH(CH3)C=CH2.2-メチル-1,3-ブタジエン(2-methyl-1,3-butadiene)ともいう.脂肪族不飽和炭化水素(ジエン)の一つ.分枝メチル基と…

ガソリン ガソリン gasoline

化学辞典 第2版
揮発油ともいう.沸点範囲約30~200 ℃ の精製石油製品で,自動車用または航空機(プロペラ機)用のガソリンエンジン燃料として用いられるが,量的には…

フラン furan

改訂新版 世界大百科事典
1880年マツ科の木の乾留物からはじめて得られた無色,クロロホルム様の臭気をもつ液体。沸点32℃。木材の乾留物(木精)にも含まれているが,これらは…

半合成繊維 (はんごうせいせんい) semi-synthetic fiber

改訂新版 世界大百科事典
天然高分子を化学反応させて異なった性質の高分子とし,これを紡糸して作った人造繊維。理論的用語のため一般市場ではほとんど使われない。セルロー…

地蠟 (ちろう) earth wax

改訂新版 世界大百科事典
鉱物蠟の一種。オゾケライトozokeriteともいう。成分はCnH2n,ときにCnH2n+2の炭化水素が主成分で,動植物から得られる蠟(脂肪酸と水に不溶な高級一…

溶鉱炉 ようこうろ blast furnace

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
鉱石溶錬用の竪型炉。英語の名称は羽口 (送風口) から圧風 (ブラスト) を送って吹錬することによる。鉄溶鉱炉は別項目の高炉としたのでここでは非鉄…

アブラギリ あぶらぎり / 油桐 [学] Vernicia cordata (Thunb.) Airy Shaw Aleurites cordata Steud.

日本大百科全書(ニッポニカ)
トウダイグサ科(APG分類:トウダイグサ科)の落葉高木。別名ドクエ。高さ10メートルほどになる。葉は心臓状の卵円形で先は尖(とが)り、しばしば浅く…

スチレン スチレン styrene

化学辞典 第2版
C8H8(104.15).スチロール,フェニルエテンともいう.不飽和炭化水素の側鎖をもつ芳香族の一つ.石炭および石油系炭化水素の熱分解生成物中に少量存…

焼付け塗料 (やきつけとりょう) baking finish

改訂新版 世界大百科事典
被塗物に塗って加熱すると塗膜が形成されるように作った塗料。加熱温度は,日本工業規格では100℃以上,アメリカ材料試験協会規格(ASTM),イギリス…

パーム油 (パームゆ) palm oil

改訂新版 世界大百科事典
アブラヤシの果実の果肉(含油率51~67%)から圧搾法によって採取する油脂。植物脂肪に属し,常温で固状でパームバターということもあるが,原産地で…

アセトン acetone

改訂新版 世界大百科事典
最も簡単な,そして量的にも最も重要な脂肪族ケトン。ジメチルケトンに相当する化合物で,化学式CH3-CO-CH3。融点-94.82℃,沸点56.3℃の無色の特異…

ヒノキ(檜) ヒノキ Chamaecyparis obtusa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ヒノキ科の常緑高木。屋久島から東北地方南部まで,本州,四国,九州の山地に自生するが,高級建築材として広く植林され,また庭園樹としても普通に…

テトラヒドロフラン テトラヒドロフラン tetrahydrofuran

化学辞典 第2版
tetramethylene oxide.C4H8O(72.11).略称THF.オキソランともいう.フランまたは無水マレイン酸の接触還元により得られる.工業的には,テトラヒド…

点眼剤 てんがんざい

日本大百科全書(ニッポニカ)
いわゆる目薬のこと。医薬品の溶液、懸濁液または医薬品を用時溶解もしくは懸濁して用いるもので、結膜嚢(のう)に適用する無菌に製した製剤。点眼液…

コールタール coal tar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
石炭の乾留によって生じる黒い粘稠な液体。そのままで木材防腐剤などにも用いられるが,大部分は蒸留によって各種留分に分けられ,さらに工業的に分…

塗料 とりょう paint and varnish 英語 coating (material) 英語 Anstrich ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
流動体物質を物体の表面に塗り広げて薄い層をつくり、のちに固化して物体の表面の保護、着色などのために用いられるものの総称。[垣内 弘]塗料使…

活性炭 カッセイタン active carbon, activated charcoal

化学辞典 第2版
比表面積が大きく,高い吸着能を示す炭素質物質.少量の水素,酸素,無機成分を含むほかは,グラファイト(黒鉛)状の平面結晶子が複雑に組み合わされ…

エタノール えたのーる ethanol

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭化水素の水素原子をヒドロキシ基-OHで置換した有機化合物をアルコール(類)と総称し、一般式R-OHで示される。エタノールはその代表的なもので、狭…

化学物質審査規制法【かがくぶっしつしんさきせいほう】

百科事典マイペディア
正式名称は〈化学物質の審査及び製造に関する法律〉。PCB(ポリ塩化ビフェニル)による環境汚染を機に,1973年10月に有害な化学物質による環境・人体…

塗覆装 (とふくそう)

改訂新版 世界大百科事典
金属材料の防食法の一種で,環境と材料との絶縁を目的とした方法。防食塗装が通常5~7年,重防食塗装で15年程度の寿命であるのに対し,20年以上の防…

熱可塑性エラストマー ねつかそせいえらすとまー thermoplastic elastomer

日本大百科全書(ニッポニカ)
線状高分子でありながら加硫することなしにゴム弾性を示す高分子物質。ASTM(アメリカ材料試験協会)の規格による略称はTPE。熱可塑性ゴム、熱可塑性…

製剤

知恵蔵
薬物は有効成分(化学物質)そのもののこと。製剤(薬剤)は、薬物に添加物などを配合し、成形などの加工(製剤化)を施したもの。製剤の形を剤形といい、…

サラン Saran

改訂新版 世界大百科事典
塩化ビニリデンCH2=CCl2は1840年に発見された沸点32℃の無色の液体で,古くからよく重合することで知られていた。1940年にアメリカのダウ・ケミカル…

共沸混合物 きょうふつこんごうぶつ eutectic mixture

日本大百科全書(ニッポニカ)
混合溶液を蒸留するとき、ある一定の圧力のもとで一定の温度で溶液の組成と蒸気の組成が一致することがあり、この現象を共沸またはアゼオトロープaze…

単結晶作成法 たんけっしょうさくせいほう growth method of single crystal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
金属は普通は多結晶組織をもつが,金属の本質的な性質 (たとえば変形の機構や物理的性質の結晶方位による異方性など) を検討するために,単一の大型…

珪石 けいせき silica stone

日本大百科全書(ニッポニカ)
工業用に利用されるほとんどシリカSiO2(二酸化ケイ素)からなる原料鉱石の総称。普通は石英の集合体であり、まれにクリストバル石などほかのシリカ…

アクリロニトリル・ブタジエンゴム あくりろにとりるぶたじえんごむ acrylonitrile-butadiene rubber

日本大百科全書(ニッポニカ)
アクリロニトリルとブタジエンの共重合体。ASTM(アメリカ材料試験協会)の規格による略称はNBR。ニトリルゴムともよばれる。低温で分解してラジカル…

アセテート繊維 アセテートセンイ acetate fiber

化学辞典 第2版
セルロースの酢酸エステルである酢酸セルロースからなる人造繊維.品質表示法によれば酢化度45.0% 以上の酢酸セルロースからなる繊維をいう.ただし…

靴墨 (くつずみ)

改訂新版 世界大百科事典
靴の保色・保革・つや出しに用いるクリーム。靴クリームともいう。性状により,乳化性,油性,液体,エーロゾルの四つに分類される。全生産量の約75%…

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大山のぶ代

1936- 昭和後期-平成時代の女優,声優。昭和11年10月16日生まれ。昭和32年俳優座養成所をでて,テレビ界にはいる。NHKの「ブーフーウー」で声優としてみとめられ,54年テレビアニメ「ドラえもん...

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