石闕 (せっけつ) shí què
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国古代において,城門,宮殿,祠廟,陵墓などの入口に立てた1対の高層建物を闕とよんだ。闕の名はその間が欠けて道路になることから,よんだとする…
壺石 (つぼいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 珍石の一種。球形ないし楕円体で,直径5~10cmの小さい壺のような形をした土塊で,砂がその中につまっている。岐阜県土岐市土岐津町より産出するもの…
丹波石 (たんばいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 兵庫県篠山市に産する輝石安山岩の石材名。板状節理があり,薄く剝いで採石され,〈丹波鉄平〉とも呼ばれているが,諏訪鉄平とは異なり黄灰色で渋味…
ざくろ石 ざくろいし / 石榴石 柘榴石 garnet
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 普通に産する造岩鉱物。ガーネットともいう。現在知られているざくろ石は23種類であるが、日本ではそのうち11種類が産する。[松原 聰]種類もっと…
シノ石 しのせき sinoite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ケイ素の窒酸化物。分類上は窒化物に入れられる。同系鉱物なし。自然ケイ素silicon(化学式Si)を除いて、シノ石はもっともケイ素に富む鉱物である。…
クリストバル石 くりすとばるせき cristobalite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 珪酸(けいさん)鉱物の一種。クリストバライト、方珪石ともいう。鱗珪(りんけい)石(トリディマイト)、コース石、スティショバイト、石英と同質異像…
鍬形石 くわがたいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本の古墳時代前期につくられた石製腕輪形宝器の一種。一見、農具の鍬の先に似ているところがあるため江戸時代にこの名がつけられたが、誤解を与え…
クンツ石 くんつせき kunzite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 薄紅紫色透明のリチア輝石で、宝石となるものをいう。クンツァイトとも。色の原因はマンガンによる。花崗(かこう)岩ペグマタイト中に、石英、曹長(そ…
桜石 さくらいし cerasite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 擬六方柱状になった菫青石(きんせいせき)が分解して絹雲母(きぬうんも)や緑泥石などに変化したもの。白、淡桃、淡緑色などで、横断面がサクラの花の…
ザバリツキー石 ざばりつきーせき zavaritskite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 蒼鉛(そうえん)(ビスマス、Bi)の酸化フッ化物。ビスムチル基bismuthyl(化学式(BiO)1+)のフッ化物とみることもできる。マットロック石matlockite…
葺石 ふきいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古墳の墳丘の表面を葺いている石。墳丘の斜面だけに用い、平坦(へいたん)面には使わない場合が多く、盛土の流失を防ぐ施設と考えられる。記紀にしる…
古谷石 ふるやいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本に産する代表的観賞石の一つ。京都の加茂川石と併称されるが、歴史はむしろ古く、江戸中期、正徳(しょうとく)・享保(きょうほう)(1711~36)の…
硼酸石 ほうさんせき sassolite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ホウ素の水酸化鉱物の一つ。火山噴気作用の産物として、あるいはホウ素に富む特殊な堆積(たいせき)岩の成分や、ホウ酸塩イオンを含む泉や湖沼水から…
人形石 にんぎょうせき ningyoite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1959年(昭和34)武藤正らによって岡山県人形峠のウラン鉱床中から、その主要鉱石鉱物として報告された新鉱物。黄鉄鉱の微細な結晶と密雑な集合を形…
鷹取石 たかとりいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 神奈川県横須賀(よこすか)市と逗子(ずし)市の境にある鷹取山付近で採石された石材名。三浦半島をつくる新第三紀中新世の地層中の凝灰岩で、石質は粗…
バリシア石 ばりしあせき variscite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 含水リン酸アルミニウムの鉱物。メタバリシア石metavarisciteほかもう一種とは同質三像関係にある。堆積(たいせき)岩中に脈あるいは団塊をなし、また…
大谷石 おおやいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 栃木県宇都宮市大谷町から産出する凝灰岩の石材。青緑色,多孔質で俗に「ミソ」と呼ばれる空隙がある。割れ目が少く,軟らかくて軽く加工しやすいの…
置石 おきいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 築庭のかなめとして据えられる石。 (2) 囲碁において,強者に対し弱者があらかじめ2目以上置いた石。 (3) 船貨物に課せられる関税の一つ。これは…
ケイ石 けいせき silica rock; silicastone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ケイ酸を主成分とする岩石で,これを粉砕した人工ケイ砂はガラスや陶磁器の原材料に用いられる。純度の高く白い色をしたものを特に白ケイ石と呼び,…
トール石 とーるせき thorite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ネソ珪(けい)酸塩鉱物の一つ。正方錐(すい)状ないし錐をもつ正方柱状結晶をなすほか、塊状あるいは分解したものでは土状を呈する。放射能によってメ…
津波石 つなみいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大規模な津波によって、海底あるいは海岸から内陸まで移動した岩石。津波が陸側へ向かう押し波のエネルギーによって運ばれる。運ばれた岩石の大きさ…
デラフォス石 でらふぉすせき delafossite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銅(Cu)と鉄(Fe)の複酸化物。Cu1+Fe3+O2という非常に単純な化学組成であるにもかかわらず、産出は案外限定される。同系鉱物はマコンネル石mcconne…
チャオ石 ちゃおせき chaoite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石墨ともダイヤモンドとも異なる炭素の一変態として記載された鉱物。1968年ドイツのゴレシーAhmed El Goresy(1933― )とカナダのドネーG. Donnay(…
ソーマス石 そーますせき thaumasite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルシウムおよびケイ素の含水炭酸塩硫酸塩鉱物。ケイ素を含んでいるが、ケイ素原子の周囲に6個の(OH)が配位しているため、系統分類上は類似物の多さ…
木の葉石 このはいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 植物の葉化石、または、石灰華や珪華(けいか)のような温泉沈殿物中の葉化石様のものをいう。一般には、泥や砂あるいは火山灰に木の葉が埋もれて固ま…
陰陽石 いんようせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 性信仰に基づき、信仰や俗信の対象になっている、男女の性器をかたどった石。それと見える自然石の場合と、人工を加えたものの場合とがある。陰陽を…
ヒュウム石 ヒュウムせき humite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Mg7Si3O12(OH,F)2 。斜方晶系の鉱物。比重は 3.20~3.32,硬度6。黄色。接触変成作用を受けた石灰岩やドロマイト中に特徴的に産出する。広義には Mg…
馬蹄石 ばていせき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 馬のひづめの跡があるという石にまつわる伝説。古くは神が馬に乗って,遠方から降臨するという信仰から,石に凹凸のあるのをその降臨された証拠とし…
軟石 なんせき soft stone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 強度の低い軟らかい石。日本工業規格 JISで圧縮強度が 100kg/cm2未満,吸水率 15%以上,見かけ比重 2g/cm3未満の石材をいう。粗骨材中に含まれる軟質…
凍石 とうせき steatite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 滑石の一種で俗名石鹸石 soap stone。凍ったような青緑色の色彩をもつ軟らかい美玉。ステアタイト磁器の原料や紙,織物の目地の充填剤に使用する。メ…
ぽるくすせき【ポルクス石】
- 改訂新版 世界大百科事典
べすぶせき【ベスブ石】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぼうしゅういし【房州石】
- 改訂新版 世界大百科事典
緑泥石 りょくでいせき chlorite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (Mg,Fe,Al,Cr,Mn)12(Si,Al)8O20(OH)16 。蛇紋石とアメサイトを端成分とし,Mg → Fe ,(Mg,Fe)Si → AlAl の置換で導かれる,両者の中間組成の複…
石弾 せきだん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 直径数 cmの球形の石器。多くは打製であるが,磨製のものもある。アフリカの前期旧石器時代の遺跡からすでに出現し,世界各地の種々の時期の遺跡にみ…
イカ石 いかせき ikaite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭酸塩鉱物の一つ。1916年イギリスで冷蔵庫の中で実験的に短時間で合成され、1962年新鉱物として記載された。天然鉱物はグリーンランドのイカ・フィ…
石黄 せきおう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
石星 せきせい Shi Xing; Shih Hsing
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]万暦25(1597)中国,明の政治家。東明 (河北省) の人。字は拱宸。東泉と号した。嘉靖 38 (1559) 年の進士。吏科給事中に抜擢され,のち工,…
石濤 せきとう Shi Tao
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]崇禎9(1636)/崇禎14(1641)頃[没]康煕49(1710)/康煕53(1714)以後中国,清初の遺民画家。桂林 (広西省) の人。俗名は朱若極,法名は道済,原済。号…
ポリハル石 ポリハルせき polyhalite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 含水複塩鉱物。ポリハライトともいう。 K2SO4・MgSO4・2CaSO4・2H2O 。三斜晶系。比重 2.78,硬度 3.5。油脂光沢。煉瓦色,帯黄色,帯褐色など。集片…
万石 まんごく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 穀粒と殻をふるい分ける農具の一種。1枚から4枚のふるい状の網目の異なった金網を斜めに組合せ,最上部についているじょうごから穀粒を投入するよう…
美濃石
- デジタル大辞泉プラス
- 石材の名。岐阜県産の凝灰岩・流紋岩。
都石
- デジタル大辞泉プラス
- 石材の名。福島県田村市都路町で産出される花崗岩。
大島石
- デジタル大辞泉プラス
- 愛媛県今治市北部、芸予諸島に属する大島で産する花崗岩の石材。墓石などに用いられる。地域団体商標。
要石 かなめいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 茨城県の鹿島神宮境内にある石。祭神たるタケミカズチノカミが降臨したとき坐した石で,地震を防ぐと伝えられる。
ウラル石 ウラルせき uralite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 角閃石族に属する鉱物。白色ないし淡緑色で繊維状集合をなす。普通輝石族鉱物の仮像を呈して産出される。火成岩中の輝石が熱水作用,交代作用,変成…
直角石 (ちょっかくせき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →オルトケラス
りんけいせき【リンケイ石】
- 改訂新版 世界大百科事典
るーどうぃせき【ルードウィ石】
- 改訂新版 世界大百科事典
青木石
- デジタル大辞泉プラス
- 石材の名。香川県丸亀市にある広島で産出される花崗岩。