アルミノケイ酸塩 アルミノケイサンエン aluminosilicate
- 化学辞典 第2版
- ポリケイ酸([別用語参照]ケイ酸)の基本構造となる,SiO4四面体のSiの一部をAlで置き換えたアルミノケイ酸の金属塩.一般式はxMⅠ2O・yAl2O3・zSiO2・nH2O…
カクストロプ岩
- 岩石学辞典
- アルカリ閃長岩で,曹長石,マイクロクリン,ネフェリン,エッケルマナイト(eckermannite ; アルカリ角閃石)からなり,ペクトライトやエジリンを含…
アキシオライト質組織
- 岩石学辞典
- イグニンブライトの組織で,針状の長石がガラスの破片の表面から成長しているものである[Carozzi : 1960].アキシオライト(axiolite)は球顆(sph…
カオリナイト kaolinite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Al2Si2O5(OH)O4 。粘土鉱物の一種。硬度2~2.5,比重 2.61。普通数μm 以下の微細な結晶として産出する。熱すると,500℃付近で (OH) の脱水によって吸…
正
- 岩石学辞典
- この接頭語にはいくつかの意味がある.(1) ローゼンブッシュは様々な変成岩の前につけて火成岩に由来した意味で用い,正片麻岩(orthogneiss)などと…
超塩基性
- 岩石学辞典
- SiO2量が低く,塩基性岩よりも低い火成岩を記述するときに用いる.一般にSiO2量が45%以下の岩石に用いる.この岩石はダナイト(dunite)のように,…
ウィンストーン
- 岩石学辞典
- 北部イングランドおよびスコットランドで使われる硬い暗色の岩石のことで,ドレライト,玄武岩,玢(ひん)岩,安山岩などが含まれている.これ…
はく‐じ【白磁・白瓷】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 白色素地に長石質釉をかけた硬質磁器。中国の六朝時代に起こり、唐代以降、邢州窯、景徳鎮などで焼かれた。日本では江戸初期、肥前有田…
方沸石 ほうふっせき analcime; analcite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 等軸晶系の鉱物。 NaAlSi2O6・H2O 。比重 2.24~2.29,硬度 5.5。準沸石群に含まれる。ナトリウムの一部はカルシウムやカリウムによって置換され,水…
酸性岩 (さんせいがん) acidic rock
- 改訂新版 世界大百科事典
- 火成岩を化学組成によって分類したときSiO2を66(重量)%以上含む岩石。ほとんどのものはSiO2が80%以下である。一般に火成岩に対して用いられる語で…
白榴石 はくりゅうせき leucite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- KAlSi2O6 。高温型は立方晶系,低温型は正方晶系。比重 2.47~2.50,硬度 5.5~6。白色。偏光顕微鏡下では集片双晶が特徴的。複屈折はきわめて小さい…
灰釉(はいぐすり) はいぐすり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 陶磁器の釉薬(ゆうやく)の一種。「かいゆう」と音読することが多い。溶媒として灰を加えた高火度釉(溶点は1250℃が目安)の一種で、もっとも原始的な…
ベタフォ石 べたふぉせき betafite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酸化鉱物。複酸化鉱物。パイロクロア系鉱物の一つで、ウランを主成分とし、放射能鉱物の一つに数えられる。パイロクロア系鉱物は、通常の連続固溶系…
片麻岩【へんまがん】
- 百科事典マイペディア
- 広域変成作用でできた高変成度の変成岩で縞(しま)状構造をもつものの総称。一般に結晶片岩より粗粒で片理はやや不明瞭。この縞状構造は黒雲母・角セ…
ルシタニア岩
- 岩石学辞典
- 細粒から中粒の亜優黒質のエジリン─リーベック閃石閃長岩で,ペグマタイト相を含んでいる.リーベック閃石,エジリン,Na-マイクロクリン,曹長石か…
ストレス鉱物
- 岩石学辞典
- 緑泥石,クロリトイド,滑石,曹長石,緑簾石,角閃石,藍晶石などのような鉱物が変成岩に形成される場合には,剪断応力の影響を受ける傾向がある.…
プレーナイトバンペリアイトメタグレイワッケ相
- 岩石学辞典
- ローモンタイト石英相よりも高い変成度の埋没変成作用による変成相である.ローモンタイトが完全に消滅するのが下限である.特徴的な鉱物組合せは,…
ハル(カナダ) はる Hull
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カナダ、ケベック州南西部の都市。オタワ川の北岸に位置し、対岸に首都オタワがある。人口6万6246(2001)。住民の約90%をフランス系が占める。1800…
玄武球顆状組織
- 岩石学辞典
- 塩基性の岩石の中に見られる組織で,通常は球顆は斜長石の繊維状結晶が放射状に集合して形成され,その粒間にはガラス,オージャイト,橄欖石などが…
間粒状組織
- 岩石学辞典
- エヴァンス(Evans)により1916年に使用されたことをホームスが述べている.完晶質の玄武岩やドレライトに特徴的な組織で,短冊状の長石の間の多角形…
閃光
- 岩石学辞典
- 長石,輝石,橄欖(かんらん)石などの鉱物が,初生変質的(deuteric)に変化すると,結晶の特定の面に沿って平面状,杆(かん)状,星状の包有物が発…
こう‐ど(クヮウ‥)【黄土】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =おうど(黄土)①② 石英、長石、雲母などを含む細砂、粘土から成る黄褐色の土。砂漠などから風によって半乾燥地に運ばれ、堆積したもの…
石英岩
- 岩石学辞典
- 純粋か純粋に近い珪酸のみからなる火成岩で,脈岩や濃集した塊,同源捕獲岩として産出し,火成ないし熱水性(aquo-igneous)など後マグマ期の成因で…
カオリン kaolin; china clay
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 高陵土 (白陶土) ともいう。岩石中の長石の分解でできた残留粘土で,一般に白色。主成分はカオリナイト Al2O3・2SiO2・2H2O またはハロイサイト Al2O…
ロッカル岩
- 岩石学辞典
- 細粒の亜優黒質のNa-花崗岩で,エジリン─アクマイト,石英,曹長石がそれぞれ同じ程度に含まれる[Judd : 1897].北大西洋のロコール(Rockall)島…
緑色片岩相
- 岩石学辞典
- 緑色片岩相は低度の広域変成作用と変位変成作用の広い範囲を含んでいる.この変成相の岩石は中圧から高圧で低温の条件で再構築されたもので,緑泥石…
マルク岩
- 岩石学辞典
- 細粒の脈岩で含石英閃緑岩あるいは斑糲(はんれい)閃緑岩の組成をもつ岩石.斜長石と角閃石の微斑晶が含まれるが,閃緑斑岩とは顕著な斑晶がないこと…
ベッド・ジグ bed jig
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 網の上に鋼球,散弾,長石,人造石などの層 (ベッド) を敷いたジグ。ジグの排鉱方式には網上排鉱と網下排鉱とがあるが,後者の場合ベッドを必要とす…
石質隕石 せきしついんせき stony meteorite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- おもにケイ酸塩鉱物から成る隕石。落下が目撃された隕石の約 66%を占める。しかし落下が目撃されていなくてあとから発見されたものでは,石質隕石の…
猿投山 さなげやま
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 愛知県北西部,美濃三河高原の西端にある山。標高 629m。東側は断層崖で急斜面,西側はゆるやかに傾斜する傾動地塊。全山ほぼ花崗岩からなり,風化が…
パーアルミナ型
- 岩石学辞典
- シャンドによる岩石の分類では,(Na2O+K2O+CaO)<Al2O3で,Al2O3が多くこの比が1よりはるかに小さい場合にパーアルミナ型とした.この場合には岩…
スピライト spilite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 海底噴出した玄武岩が低度の変成作用や海洋底変質作用を受けてできた岩石。もともとの玄武岩の構造や組織はそのまま変わらずに,Caに富む斜長石が曹…
ブロック石 ぶろっくせき brockite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルシウム、トリウムおよび希土のリン酸塩鉱物。ラブドフェン系鉱物の一員。トリウムあるいはウランが主成分として存在するため放射能をもつ。形態…
ホルンフェルス ほるんふぇるす hornfels
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 接触変成作用によって生成する、組織に著しい方向性のない変成岩の総称。元来は泥質堆積(たいせき)岩に由来するものについて用いた用語であるが、い…
トリフィル石 とりふぃるせき triphylite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- リチウムと鉄の無水リン酸塩鉱物。LiFe[PO4]の式からも類推されるように橄欖石(かんらんせき)と同構造。トリフィル石系を構成する。自形は多角形の断…
スカポライト すかぽらいと scapolite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- テクト珪(けい)酸塩鉱物の一種。正方柱状の結晶をなすことが多いが、粒状、塊状でも産する。柱石(ちゅうせき)ともいい、端成分としてナトリウムを含…
蛙目粘土 (がえろめねんど)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈がいろめねんど〉とも呼ぶ。カオリナイト鉱物を主成分とする花コウ岩,花コウ斑岩などを母材としてできた風化残留粘土。粘土に含まれる石英粒子が…
光戦隊マスクマン
- デジタル大辞泉プラス
- ①日本の特撮テレビ番組。1975年から放映が続く「スーパー戦隊シリーズ」のひとつ。放映はテレビ朝日系列(1987年2月~1988年2月)。全51話。原作:八…
アルカリ玄武岩
- 岩石学辞典
- 相対的にアルカリの量が多く,アルカリ鉱物や少量の准長石などを含む玄武岩である[Hibsch : 1910].後にこの名称はノルム値のネフェリンとディオプ…
コリンズ
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] ( William Wilkie Collins ウィリアム=ウィルキー━ ) イギリスの作家。「白衣の女」「月長石」を著わし、イギリス探偵小説の元祖となった。(…
ホルンフェルス
- 百科事典マイペディア
- 接触変成岩の代表的岩石。接触変成帯の内側の高温部にできる塊状緻密(ちみつ)の岩石。角ばって割れるのでこの名がある。原岩石の種類や変成の温度の…
超獣戦隊ライブマン
- デジタル大辞泉プラス
- ①日本の特撮テレビ番組。1975年から放映が続く「スーパー戦隊シリーズ」のひとつ。放映はテレビ朝日系列(1988年2月~1989年2月)。全49話。原作:八…
ケリファイト状組織
- 岩石学辞典
- 橄欖(かんらん)石のまわりに二次的な放射状の繊維状組織の鉱物が形成され,同心円状の縁を形成している組織[Rosenbusch : 1907].眼斑組織(ocella…
半花崗岩
- 岩石学辞典
- ① aplite: 1800年頃にレッツ(Retz)によって最初に用いられたといわれている.レオンハルドなどにより主として長石と石英からなる微花崗岩に用いら…
緑色片岩相 りょくしょくへんがんそう greenschist facies
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 広域変成岩地域に広く発達する低温変成相の一つ。主としてアルバイト (曹長石) ,アクチノ閃石 (陽起石) ,緑簾石,緑泥石などからできた岩石で,緑…
リンブルグ岩
- 岩石学辞典
- 暗色の岩石で熔岩流,シル,岩脈などで産出する.橄欖(かんらん)石と輝石の斑晶が褐色のアルカリに富むガラス質の石基に含まれる岩石である.長石は…
鉱石 こうせき ore
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉱床から採掘,製錬される有用の元素あるいは鉱物の集合体で,鉱業の対象になるもの。通常,鉱石とは金属鉱物鉱石をさすが,現在では,石灰岩,石膏…
玄武岩 げんぶがん basalt
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 暗灰色 (色指数 40~70) の苦鉄質火山岩。溶岩や浅所貫入岩として産し,地球上で最も量の多い火山岩。特に,ほとんどすべての海洋底は玄武岩によって…
ケラミカイト
- 岩石学辞典
- 桜島火山や琉球列島に産する菫青石を含む玻璃流紋岩(黒曜岩または浮石)を総括した岩石名.これらの岩石は菫青石を含むマイクロティナイト(microti…
レンネ斑岩
- 岩石学辞典
- ドイツのレンネ(Lenne)山脈に産出する石英ケラトファイアとそれに伴われる結晶凝灰岩の系列の名称で,大部分は変成作用を受けて石英,曹長石,緑泥…