神津俶祐 こうづしゅくすけ (1880―1955)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 岩石学者、鉱物学者。長野県北佐久郡の生まれ。1905年(明治38)東京帝国大学地質学科卒業後、地質調査所技師などを経て東北帝国大学教授となり、岩…
球顆
- 岩石学辞典
- 酸性のガラスあるいは酸性岩に見られる球状の物体の総称である[Vogelsang : 1872].一般に数cm以下の径であるが,3m以上の大きな球体も報告されて…
雷山村らいざんむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:前原市雷山村[現]前原市雷山雷山(九五五・四メートル)北麓、雷山川上流部に位置する。北は三坂(みさか)村・高上(たかうえ)村、西は…
津島村つしまむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:飯塚市津島村[現]飯塚市津島笠城(かさぎ)川(現庄司川)の中流域に位置し、南は同川を挟んで中(なか)村。小早川時代の指出前之帳では…
流紋岩 りゅうもんがん rhyolite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二酸化ケイ素SiO2(シリカ)をもっとも多く(約70%以上)含む火山岩で、花崗(かこう)岩に相当する化学組成をもつ。かつて石英粗面岩lipariteなどの…
輝緑岩
- 岩石学辞典
- 輝緑岩はブロニアールによって,緑色岩,トラップ,玄武岩から独立した岩石として認められた[Brongni-art : 1807].輝緑岩とは交差する(crossing …
トランキリティアイト tranquillityite
- 改訂新版 世界大百科事典
- Fe8(Zr,Y)2Ti3Si3O24の化学式を持つ月に特有な鉱物。このほか少量のCa,Al,Mn,Cr,Nb,希土類元素,Hf,Uを含む。結晶系は六方とも菱面体晶系と…
陶磁器【とうじき】
- 百科事典マイペディア
- 粘土,石英,長石,陶石などの粉末を成形し,乾燥後適当な温度で焼成したものの総称。原料と焼成温度により土器,陶器,陶質土器,磁器に分類され,…
累帯構造 るいたいこうぞう zonal structure
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 単一の鉱物結晶が,中心部から周縁部に向って,物理化学的諸性質の違いによってつくる不連続的な縞状の構造。一般に幅広い固溶体を形成する鉱物 (た…
南蛮門なんばんひもん
- 日本歴史地名大系
- 山口県:熊毛郡平生町平生村南蛮門[現]平生町大字平生町近世平生町に設置されたオランダ技法を採用した樋門。平生村は大野毛利氏が開作した低地帯…
山倉村やまくらむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:嘉穂郡庄内町山倉村[現]庄内町山倉庄内川上流(入水川)に位置し、北は綱分(つなわけ)村。東の豊前国田川郡見立(みたて)村(現田川市…
萩尾村はぎのおむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糟屋郡篠栗町萩尾村[現]篠栗町萩尾犬鳴(いぬなき)山(五八三・七メートル)南方の山間部に位置し、南西は金出(かないで)村、北東は鞍…
石崎村いしざきむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糸島郡二丈町石崎村[現]二丈町石崎長石(ながいし)村の北西に位置し、西は河原(かわばる)村。寛文四年(一六六四)の肥前唐津藩主大久…
志野焼 しのやき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 安土桃山時代に織部焼の一種として,岐阜県可児郡や土岐市を中心とした地方で焼かれた陶器。厚い胎土の大ぶりな器体に白い長石釉 (志野釉) をたっぷ…
小竹村おだけむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:古賀市小竹村[現]古賀市小竹小岳村とも記した(正保郷帳)。犬鳴(いぬなき)山の西方に位置し、北は青柳(あおやぎ)村、西は三代(みし…
戸切村とぎれむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:福岡市西区戸切村[現]西区戸切一―三丁目・戸切・野方(のかた)三丁目橋本(はしもと)村の南、室見(むろみ)川左岸に位置する。同村の枝…
太田蝦夷森古墳群おおたえぞもりこふんぐん
- 日本歴史地名大系
- 岩手県:盛岡市上太田村太田蝦夷森古墳群[現]盛岡市上太田 狄森など雫石(しずくいし)川によって形成された沖積段丘面に位置し、標高一四〇メート…
粗粒玄武岩
- 岩石学辞典
- ドウビソンは長石と輝石からなる岩石にドレライトの名を用いた[D'Aubuisson : 1819].ドウビソンによれば,アウイはドレライトと蜜岩(aphanite)…
貞月村さだつきむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:嘉穂郡嘉穂町貞月村[現]嘉穂町貞月現嘉穂町域の北部、遠賀(おんが)川の上流域に位置する。西は光代(こうだい)村・西郷(にしのごう)…
上曰佐村かみおさむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:福岡市南区上曰佐村[現]南区曰佐一―五丁目・横手南町(よこてみなみまち)・的場(まとば)二丁目・柳瀬(やなせ)一―二丁目下曰佐村の南…
マスケリナイト maskelynite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 斜長石組成のガラスで,隕石衝突の際発生する強い衝撃波で非晶質化してできたもの。比較的低温で固相より直接変わったものである。地球および月の衝…
クンツ石 くんつせき kunzite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 薄紅紫色透明のリチア輝石で、宝石となるものをいう。クンツァイトとも。色の原因はマンガンによる。花崗(かこう)岩ペグマタイト中に、石英、曹長(そ…
高田村たかたむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糟屋郡篠栗町高田村[現]篠栗町高田若杉(わかすぎ)山の北、多々良(たたら)川の中流域に位置し、東は金出(かないで)村。慶長石高帳に…
尾仲村おなかむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糟屋郡篠栗町尾仲村[現]篠栗町尾仲若杉(わかすぎ)山の北西に位置し、東は篠栗村。小仲村とも記した。小早川時代の指出前之帳では小仲村…
固溶体
- 岩石学辞典
- 二種類またはそれ以上の異なった物質が互いに均一に溶け合った結晶質の固相.二つ以上の元素または化合物が混合する場合に,一つの成分の原子や分子…
市瀬村いちのせむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町市瀬村[現]那珂川町市ノ瀬成竹(なるたけ)村・埋金(うめがね)村の南にあり、那珂川上流山間部に立地する。東は御笠(み…
相平衡
- 岩石学辞典
- 相図(phase diagram)で各相の関係を調べる場合に,それぞれの相が平衡(equilibrium)の関係にあることが前提である.岩石学や鉱物学に必要な相図…
重留村しげどめむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:福岡市早良区重留村[現]早良区重留一―八丁目・重留・野芥(のけ)六丁目・同八丁目・田村(たむら)五丁目・東入部(ひがしいるべ)一丁目…
酸性岩 さんせいがん acidic rock
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学組成においてシリカSiO2がほぼ70%に達する火成岩。火山岩では流紋岩、深成岩では花崗(かこう)岩ないし花崗閃緑(せんりょく)岩がこれに含まれる…
上梶原村かみかじわらむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:筑紫郡那珂川町上梶原村[現]那珂川町上梶原下梶原村の南にあり、梶原川流域に立地する。東は御笠(みかさ)郡牛頸(うしくび)村(現大野…
極性の法則
- 岩石学辞典
- 一般にマグマ固化の最終期では,もとのマグマに比較的少量存在していた成分が特徴的に観察される.極性をもつ元素は極性の鉱物となり,後期の脈や接…
田中村たなかむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糟屋郡篠栗町田中村[現]篠栗町田中田仲とも書く(田圃志)。多々良(たたら)川中流域に位置し、南は尾仲(おなか)村、北は津波黒(つば…
松江市誌まつえしし
- 日本歴史地名大系
- 一冊 上野富太郎・野津静一郎編 松江市 昭和一六年刊 昭和四八年複刻 明治四三、四年頃、当時の松江市長福岡世徳は市誌編纂を上野・野津両名に委嘱、…
ヒスイ(翡翠)輝石 (ひすいきせき) jadeite
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルカリ輝石の一種。純粋なものの化学組成はNaAlSi2O6。一般にCa,Mg,Fe2⁺,Fe3⁺を少量含む。無色,白色,緑色,緑青色,まれに青色ないし紫色。単…
カリウム potassium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号 K ,原子番号 19,原子量 39.0983。天然にはカリウム 39 (存在比 93.10%) のほかカリウム 40,カリウム 41が存在し,カリウム 40は放射性同…
セン(閃)緑岩 (せんりょくがん) diorite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 深成火成岩の一種。火山岩の安山岩に相当する深成岩で,シリカSiO255~60%,おもに斜長石と角セン石,少量の輝石,黒雲母,石英などを含む完晶質岩。…
シンプレクタイト組織
- 岩石学辞典
- アウイ(Hauy)が1822年に長石と輝石の結晶が組み合ったドレライトに用いたが[Hauey : 1822],ナウマンは二種の鉱物の密接な連晶に用いた[Naumann…
斜長岩 (しゃちょうがん) anorthosite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 主として斜長石よりなる岩石。先カンブリア時代の初期(約35億年前)から中期(約12億年前)に形成されたものが大部分で,新しい年代のものは非常に…
針銀鉱 しんぎんこう acanthite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銀の鉱石鉱物の一つ。179℃以上で結晶し、等軸晶系の外形をもつものを輝銀鉱、これより低温で結晶し、単斜晶系に属するものを針銀鉱とよんでおり、常…
ケイ酸塩鉱物 けいさんえんこうぶつ silicate mineral
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 二酸化ケイ素と金属酸化物の塩より成る鉱物の総称で,造岩鉱物の大部分はケイ酸塩鉱物である。ケイ酸塩は,基本的には (SiO4)4- の大きな陰イオンと…
離溶 (りよう) exsolution
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一定の条件のもとで均一であった物質が,新しい条件におかれて化学組成の異なる領域に分離すること。鉱物学でよく用いられる用語。同様の現象は金属…
白粒岩相
- 岩石学辞典
- 中圧から高圧で高温の条件で形成された変成岩の相.もとは雲母と角閃石の脱水反応を反映した鉱物で定義されたもの.この相の基本的な鉱物は長石(時…
グラニュライト相 グラニュライトそう granulite facies
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ある変成岩の生成された温度や圧力が比較的一定である鉱物群を表わす鉱物相の一つ。広域変成作用で通常起こる条件下では,最も高い温度,圧力でつく…
串木野鉱山 (くしきのこうざん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鹿児島県いちき串木野市にある金・銀鉱山。薩摩藩時代から稼行され,第2次大戦中は一時休山し,三井串木野鉱山が経営しているが,鉱量の枯渇と鉱石品…
大久保村おおくぼむら
- 日本歴史地名大系
- 山形県:上山市大久保村[現]上山市久保川(くぼかわ)小笹(おざさ)村の東に接し、地内に応永六年(一三九九)の阿弥陀板碑、文明一二年(一四八…
鳥巣村とりのすむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:宗像郡福間町鳥巣村[現]福間町畦町(あぜまち)畦町村の西側、丘陵地に位置する。寛永一九年(一六四二)同村に宿駅が設置された時、民戸…
青柳村あおやぎむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:古賀市青柳村[現]古賀市青柳・糸(いと)ヶ浦(うら)青柳川の両岸に位置し、北西は鹿部(ししぶ)村、北東は青柳町。小早川時代の指出前…
特殊土壌 (とくしゅどじょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- シラス(南九州に分布する斜長石英粗面岩質の火山堆積物),ボラ(南九州に分布する軽石の俗称),コラ(鹿児島県薩摩半島南端に分布するやや固結し…
田富村たどみむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:糟屋郡志免町田富村[現]志免町田富・田富一―四丁目・志免東(しめひがし)二―四丁目志免村の南東に位置し、東の宇美(うみ)川上流側は宇…
新原村しんばるむら
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:古賀市新原村[現]古賀市新原犬鳴(いぬなき)山の北西に位置し、西は鹿部(ししぶ)村。唐津街道が通る。小早川時代の指出前之帳では新原…