エルゴステロール えるごすてろーる ergosterol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酵母や麦角(ばっかく)(ライムギなどに寄生するバッカクキンの菌体ergot)をはじめシイタケなどの菌類に含まれるステロイド化合物で、エルゴステリン…
アントラキノン anthraquinone
- 改訂新版 世界大百科事典
- アントラセン骨格をもつキノンで,いくつかの異性体があるが,特記しないかぎり9,10-アントラキノンをさす。黄色結晶で,融点287℃,沸点379~381℃。…
いちに‐ジメチルベンゼン【1,2-ジメチルベンゼン】
- デジタル大辞泉
- ⇒オルトキシレン
安全保障【あんぜんほしょう】
- 百科事典マイペディア
- 国家の対外的安全を確保すること。伝統的には,武力の増強,軍事同盟の締結などから,進んで戦争による勝利が最大の安全保障とされた。近世初期の正…
安全側線【あんぜんそくせん】
- 百科事典マイペディア
- 停車場構内で列車の運行の誤りや過走などにより衝突のおそれがあるとき,一方の列車をそらせて事故の防止または軽減をはかるための行止り線をいう。…
しんぜん‐とし【親善都市】
- デジタル大辞泉
- ⇒姉妹都市
にれんぜん‐が【尼連禅河】
- デジタル大辞泉
- インドのビハール州を流れるガンジス川の支流バルガ川の古称。河畔の菩提樹の下で釈迦しゃかが悟りを開いたと伝える。
温暖前線 (おんだんぜんせん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →前線
せんぜん‐ほう〔‐ハフ〕【×渲染法】
- デジタル大辞泉
- 東洋画の技法の一。画面に水を塗り、乾きぎわに墨や絵の具で描いて、ぼんやりとにじませる法。山水図の雲煙、おぼろ月夜などの朦朧もうろうとした感…
ピペロナール ぴぺろなーる piperonal
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼン誘導体の一つ。別名をヘリオトロピンheliotropineという。天然にはスピレア(シモツケ)、ニセアカシア、ワイルドベルガモットの花精油、バ…
キサントプロテイン‐はんのう(‥ハンオウ)【キサントプロテイン反応】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( キサントプロテインは[ドイツ語] Xanthoprotein ) タンパク質の検出反応の一つ。タンパク質が含まれると、次の呈色反応を示す。少量の…
クメン クメン cumene
- 化学辞典 第2版
- isopropylbenzene.C9H12(120.19).C6H5CH(CH3)2.はじめクミン酸(p-イソプロピル安息香酸)を石灰と蒸留して得られたのでこの名称がある.現在は,ベ…
不飽和化合物 ふほうわかごうぶつ unsaturated compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 不飽和結合をもつ化合物の意味であるが,通常,炭素-炭素二重結合 (エチレン結合) および三重結合 (アセチレン結合) をもつ化合物に限っていう。ベン…
ルペオール ルペオール lupeol
- 化学辞典 第2版
- C30H50O(426.70).モノジノールB,ビスコールともいう.ルパン骨格をもつ五環式トリテルペンアルコール.キバナハウチワマメ(ノボリフジ,Lupinus lu…
マルビイン マルビイン marrubiin
- 化学辞典 第2版
- C20H28O4(332.44).ラブダン骨格をもつジテルペン系フラノラクトン.シソ科のニガハッカMarrubium vulgareの苦味成分.融点160 ℃.+35.8°(クロロホ…
ディムロー反応 ディムローハンノウ Dimroth's reaction
- 化学辞典 第2版
- 芳香族化合物と水銀塩からアリール水銀化合物を生じる反応で,次の一般式で示される.ArH + HgX2 → ArHgX + HX溶媒としては,水,エタノール,酢酸…
不均一重合 フキンイツジュウゴウ heterogeneous polymerization
- 化学辞典 第2版
- 均一重合に対する用語.重合の進行に伴い,生成重合体が沈殿してくるような重合をいう.チーグラー-ナッタ触媒系での重合のように,触媒自身が重合系…
ナフタリン naphthalene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C10H8 。コールタールから得られる,白色または無色の昇華しやすい結晶。融点 80.3℃。種々の合成染料の重要な原料であり,合成樹脂の原料とし…
ニコチン酸 ニコチンさん nicotinic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ビタミンB 複合体の一つ。ナイアシンともいう。生体に広く分布し,特に穀物,豆類,肝臓,肉,酵母などに多い。酸味のある針状結晶。水には溶けるが…
ヘキサクロロエタン hexachloroethane
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 CCl3CCl3 。カーボンヘキサクロリド,パークロロエタンともいう。ショウノウ様の臭気をもつ結晶。容易に昇華する。沸点 186.8℃。水に不溶,ア…
理想溶液 りそうようえき ideal solution
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ラウールの法則が全濃度にわたって厳密に成立する溶液。ラウール型溶液ともいう。溶媒と溶媒,溶質と溶質,溶媒と溶質間の分子間力がすべて均一な仮…
BTX ビーティーエックス
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 芳香族炭化水素のベンゼン,トルエン,キシレンの総称。頭文字をとって略称としたもの。または,これらの物質から成る沸点 80~150℃の混合油分。 BTX…
ヒドロキノン hydroquinone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- p -ジヒドロキシベンゼンのこと。化学式 C6H4(OH)2 。アニリンを酸化して得られるキノンを還元して製造する。酸化すると p -ベンゾキノンが得られる…
チオフェノール thiophenol
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) -SH基を側鎖にもつ芳香族化合物の総称。フェノールと類似の性質をもつが,フェノールより酸性が強い。一般に悪臭をもつ液体。(2) フェニルメル…
シュヴァルツシルトの法則【Schwarzschild's law】
- 法則の辞典
- ブンゼン‐ロスコーの法則*,すなわち「写真像の濃度 S は照度 I と露光時間 t の積に比例する(S=f(It))」という実験的に導かれた法則(相反法…
ベンゾフェノン benzophenone
- 改訂新版 世界大百科事典
- 代表的なジアリールケトン。融点48~48.5℃,沸点305.9℃,芳香ある無色結晶。通常のケトンとしての性質,反応性に加え特有の性質を示す。たとえばナト…
フェニルアセチレン phenylacetylene
- 改訂新版 世界大百科事典
- エチニルベンゼンethynylbenzeneともいう。芳香族炭化水素のうち,アセチレン結合を有する化合物としては最も簡単な化合物。β-ブロモスチレンを水酸…
光増感 コウゾウカン photosensitization
- 化学辞典 第2版
- 光を吸収した原子または分子が,それ自体は化学変化せず,ほかの分子に励起エネルギーを移して,その分子を反応させることを光増感という.ある波長…
キナルジン酸 キナルジンサン quinaldinic acid
- 化学辞典 第2版
- 2-quinolinecarboxylic acid.C10H7NO2(173.17).キナルジン(2-メチルキノリン)を酸化してつくる.水より二水和物が針状結晶として得られる.白色の…
高砂丹前 (たかさごたんぜん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →高砂
きんきん‐ぜん【×欣×欣然】
- デジタル大辞泉
- [ト・タル][文][形動タリ]いかにもうれしそうなさま。「欣欣然として出かける」
かんぜん‐しょく〔クワンゼン‐〕【完全食】
- デジタル大辞泉
- 身体や健康の維持に必要な栄養素の全て、または多くが含まれている食品。公的・統一的な定義はない。
サンドイッチ分子 さんどいっちぶんし sandwich molecule
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二つの環状分子に金属原子が挟まれたような形の分子をいう。たとえば、二つのシクロペンタジエニル環に鉄が挟まれたフェロセンはその代表的なもので…
フルオレン fluorene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 芳香族炭化水素の一つ。無色の光沢のある板状結晶。通常不純物のため蛍光があり,とくにそのアルコール溶液は弱い紫色の蛍光を発する。フルオレンの…
ヒグロマイシン hygromycin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) ヒグロマイシンA C23H29NO12 。放線菌の一種 Streptomyces hygroscopicusの産生する抗生物質。非結晶性の白色粉末。水やアルコールに可溶,ベ…
結合角 ケツゴウカク bond angle
- 化学辞典 第2版
- 原子価角ともいう.主として共有結合からなる分子または錯イオンのなかで,1個の原子より出ている二つの結合の間の角度.原子間距離と同様,回折法ま…
チオインジゴ チオインジゴ thioindigo
- 化学辞典 第2版
- C16H8O2S2(296.36).C.I.Vat Red 41ともいう.チオインドキシルのアルカリ溶液を硫黄で酸化すると得られる.赤色の針状晶.融点359 ℃.熱ニトロベン…
ダルツェンス縮合 ダルツェンスシュクゴウ Darzens condensation
- 化学辞典 第2版
- アルデヒドまたはケトンとα-ハロカルボン酸エステルをエーテル,ベンゼンなどに溶かし,ナトリウムエトキシドやナトリウムアミドなどの塩基を作用さ…
クリプトピン クリプトピン cryptopine
- 化学辞典 第2版
- C21H23NO5(369.40).ケシ目ケンマソウ科Corydalis sempervirens,Dicentra,ケシ科Meconopsis,キンポウゲ科Thalictrumなどの植物に広く分布している…
アゾ azo
- 日中辞典 第3版
- 〈化学〉偶氮(的)ǒudàn(de).アゾ化合物偶氮化合物ǒudàn huàhéwù.アゾ基偶ۂ…
タウンゼンド係数【Townsend coefficient】
- 法則の辞典
- 荷電粒子が外部電場の方向に1cm進行する間に行うイオン化衝突の回数をいう.
タウンゼンド諸法【タウンゼンドしょほう】
- 百科事典マイペディア
- 1767年,英国で制定された北米植民地に関する四つの議会法。本国政府の財政収入を増すために,植民地に輸入される特定の商品に輸入税を課すことにし…
カプロラクタム かぷろらくたむ caprolactam
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ラクタム(環状アミド)の一つ。5-アミノカプロン酸ラクタムともいうが、正しくはε(エプシロン)-カプロラクタムという。吸湿性の葉状晶。水、エタノ…
オルト化合物 おるとかごうぶつ ortho compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 普通次の二つの意味に用いられる。(1)ベンゼンの二置換体で、置換基がベンゼン環上で隣り合わせの炭素原子に結合しているものをいい、記号o‐を用いて…
抽出蒸留 ちゅうしゅつじょうりゅう extractive distillation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 蒸気圧が接近して普通の蒸留では分離しにくい液体混合物や、分離すべき二成分が共沸混合物を形成するとき、原料中のどの成分よりも揮発度が小さく(…
カフェイン caffeine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- かつてはテインとも呼ばれた。キサンチン誘導体の一つで,コーヒー豆,茶葉,マテ茶葉,コーラ実などに含まれている。昇華精製した結晶は無色針状で…
モーダーゾーン=ベッカー Modersohn-Becker, Paula
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1876.2.8. ドレスデン[没]1907.11.20. ウォルプスウェーデドイツの女性画家。 F.マッケンゼンの弟子で,1898年以降ウォルプスウェーデ派によって…
ペルオキソ硫酸 ペルオキソりゅうさん peroxosulfuric acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 過酸化硫酸ともいう。過硫酸は誤称である。 (1) ペルオキソ一硫酸 化学式 H2SO5 。無色,吸湿性の結晶。融点 45℃,アルコール,エーテル,酢酸に易…
ベンジジン ベンジジン benzidine
- 化学辞典 第2版
- biphenyl-4,4′-diamine.C12H12N2(184.24).ヒドラゾベンゼンを希硫酸と加熱して,ベンジジン転位させてつくられる.結晶形は3種類あるが,もっとも…
イミノ二酢酸 イミノニサクサン iminodiacetic acid
- 化学辞典 第2版
- N-(carboxymethyl)glycine.C4H7NO4(133.10).NH(CH2COOH)2.ジグリコールアミド酸ともいう.ニトリロ三酢酸の塩酸による加水分解,または沸騰したク…