職階給【しょっかいきゅう】
- 百科事典マイペディア
- 職階制と結びついた賃金形態。職務評価に基づいて設けた職階ごとに昇給幅を定め,職種・職階ごとに労働者の資格・序列を決めて賃金体系をつくる。191…
あや‐うじ(‥うぢ)【漢氏】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古く日本に渡来した漢民族の子孫と称する集団の総称。東漢氏(やまとのあやうじ)と西漢氏(かわちのあやうじ)の二族があるが、西漢氏は早く…
ぼく‐ば【牧馬】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 令制で、諸国の官牧が飼養している馬。〔令義解(718)〕 〔李陵‐答蘇武書〕[ 2 ] 平安時代の琵琶の名器。醍醐天皇御物。[初出の実例]「御前に…
町内会【ちょうないかい】
- 百科事典マイペディア
- 日本における伝統的な地縁集団。町や村などの対面的な集団が基礎にあるが,第2次大戦中に法制化され,総動員体制の末端として大きな役割を果たした…
直接選挙【ちょくせつせんきょ】
- 百科事典マイペディア
- 選挙人が直接に公務員を選挙する制度。間接選挙に対比される。現代諸国の選挙制度の原則とされ,日本でも公職選挙法でこれを採用している。→関連項目…
けん‐ちじ【県知事】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地方公共団体としての県を統轄し、代表する機関。また、その職にある人。県の事務を管理執行するほか、国から委任された事務などを処理す…
黄瓜御薗 (きうりのみその)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中世,天皇に供御(くご)の黄瓜を備進した菜園で,生産,備進に従う者を黄瓜供御人といった。その源流は,令制下宮内省園池司で諸役を免ぜられて蔬…
ご‐ご【午後・午后】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「午」はうまの刻で、正午をいう ) 正午から日没までの時間。また、正午から夜の一二時までの時間。後(ご)。⇔午前。[初出の実例]「君王…
延喜の荘園整理令 えんぎのしょうえんせいりれい
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 平安中期に出された荘園整理令902(延喜2)年藤原時平に補佐された醍醐 (だいご) 天皇治世期に発せられた土地公有制維持を目的とする荘園整理令。お…
獲加多支鹵大王【わかたけるだいおう】
- 百科事典マイペディア
- 埼玉県行田(ぎょうだ)市の稲荷山古墳出土鉄剣銘に記された辛亥年(471年)当時の大王。雄略天皇の諱を大泊瀬幼武(おおはつせわかたけ)といい,478年…
正院 せいいん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 明治初年の最高官府たる太政官(だじょうかん)の中枢機関。1871年(明治4)7月29日、廃藩置県の断行に対応して太政官制が根本的に改革され、太政官に…
蔵人所 くろうどどころ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 弘仁1 (810) 年に設置された令外官。大同4 (809) 年に譲位した平城上皇は藤原仲成,薬子らと結びかなりの勢力をもって嵯峨天皇に対抗していた (→薬子…
法皇【ほうおう】
- 百科事典マイペディア
- 出家した上皇の称。太上(だいじょう)法皇の略。平安前期の宇多法皇が最初とする説があり,江戸中期の霊元(れいげん)法皇が最後。聖徳太子が上宮(じょ…
聚楽第【じゅらくだい】
- 百科事典マイペディア
- 〈じゅらくてい〉とも読む。豊臣秀吉が京都の旧大内裏(だいり)跡に建てた城郭風の邸宅。1586年―1587年建築。秀吉は,1588年後陽成天皇の行幸を仰いだ…
ないぜん‐し【内膳司】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制での官司の一つ。宮内省に属し、天皇などの食事の調理、毒味などをつかさどった。奉膳(ぶぜん)二人、典膳六人、令史一人、膳部四〇…
元田永孚 もとだながざね (1818―1891)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 明治天皇の侍講・侍補、側近奉仕者として活躍。熊本藩出身。藩校時習館に学び横井小楠(しょうなん)の教示を受ける。現実への適用を課題とする実学と…
侍 さむらい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 武士の称。貴族などのそばに仕えることを意味する動詞「さぶらう(候)」の名詞形「さぶらひ」の転訛(てんか)した語。近侍、近習者(きんじゅしゃ)を…
正院【せいいん】
- 百科事典マイペディア
- 〈しょういん〉とも。1871年太政官職制発布後の最高機関。従来の太政官を分け,正院,左院,右院の三つとし,政務を執る正院は従来の太政官に相当,…
采女 うねめ
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 古代,後宮女官の一種大化前代にも存在したが,令制では郡の少領以上の子女で容姿端麗な者を後宮に出仕させた。雑役に従事する下級女官であるが,政…
大臣 おおおみ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代,令制以前に大連 (おおむらじ) とともに朝政をとった最高官。『日本書紀』によると,武内宿禰が最初,続いてその子孫平群 (へぐり) ,蘇我 (そ…
う‐だいじん【右大臣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 太政官の官名。太政大臣、左大臣に次ぐ地位で、天皇を補佐して政務を統轄し、左大臣が空席または出仕不能の場合には、政務、儀式を総裁す…
版籍奉還 はんせきほうかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1869年(明治2)6月、諸藩主が天皇に版(土地)と籍(人民)を還納した政治変革。戊辰(ぼしん)戦争は諸藩財政の破綻(はたん)、飛地(とびち)・入組(い…
近衛 (このえ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 旧陸軍で当初は天皇親衛軍として創設され,のちには陸軍の他の軍隊の任務のほかに宮闕警備の特別任務を負った軍隊。1872年(明治5)2月に近衛条例が…
不在地主【ふざいじぬし】
- 百科事典マイペディア
- 所有する土地の所在地に居住していない地主。日本ではふつう自分の住所のある市町村区域外に農地等を所有する地主をいい,在村地主に対する。その小…
封建遺制 ほうけんいせい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 近代社会における封建的社会関係の残存物をいう。とくに1945年(昭和20)の敗戦に伴う戦後変革期において、日本軍国主義の温床が封建的社会関係ない…
皇太后 こうたいごう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 先天皇の皇后で、天皇の母をいう。皇太子より上位で、敬称は陛下。皇太后の称は律令(りつりょう)制で明文化され、大宮(おおみや)、国母(皇后をさす…
少納言 しょうなごん
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 律令制の太政官職員。従五位下相当で令制の定員は3人。808年(大同3)に1人増員。令制では大納言のもとに属すが,朝政に参議して大事を奏宣する大納言…
てんのうりょう【天皇陵】
- 改訂新版 世界大百科事典
間人皇女
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:天智4.2.25(665.3.16) 生年:生年不詳 7世紀の舒明天皇と皇后宝皇女(のちの皇極・斉明天皇)の皇女で,孝徳天皇の皇后。間人大后ともいう。同母…
ツァーリズム czarism
- 日中辞典 第3版
- 沙皇制度shāhuáng zhìdù,沙皇统治shāhuáng tǒngzhì,沙皇主义shāhu&…
賀名生 あのう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 奈良県南西部,五條市西部の旧村域。丹生川中流域にある。 1889年村制施行。 1959年宗檜村,白銀村と合体して西吉野村となり,2005年五條市に編入さ…
ふみ【書】 の つかさ
- 精選版 日本国語大辞典
- ① ( 「図書寮」と書く ) 令制での官司の一つ。中務省(なかつかさしょう)に属して、官有の書籍・仏具の保管、図書の書写・製本を行ない、紙、筆、墨な…
皇族 (こうぞく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 明治以前 皇室典範による皇族天皇の親族。ただしその範囲は明治以前と以後で大きな差異がある。明治以前〈皇族〉の語はすでに《続日本紀…
朝臣 あそん
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 古代のカバネ。敬愛の意を示すアソに朝廷の臣下を意味する漢語「朝臣」をあてたもの。684年(天武13)に制定された八色の姓(やくさのかばね)のうちの第…
岩倉具視 (いわくらともみ) 生没年:1825-83(文政8-明治16)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 明治維新期における公卿出身の政治家。権中納言堀河康親の次男。養父は岩倉具慶(ともやす)。幼名は周丸(かねまる),号は対岳。1838年(天保9)従…
太皇太后 たいこうたいごう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 天皇の祖母で后位にのぼった者の称。三后の一つ。平安時代以降は天皇の祖母でなくとも、皇后から順次皇太后、太皇太后にのぼった(転上(てんしょう)…
ご‐かく(‥クヮク)【御画】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 御画日(ごかくじつ)と御画可(ごかくか)をいう。詔書の発布に際して中務省、太政官が提出する案に天皇が許可のしるしとして、それぞれ日付…
五節 ごせち
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 令制で規定された七節日のうち,平安初期にそれぞれ桓武天皇の忌月,平城(へいぜい)天皇の国忌(こき)と重なって停止された3月3日・7月7日をのぞいた…
新宗教 (しんしゅうきょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 新興宗教ともいう。明治維新以後に成立し発展した一連の宗教の総称で,幕末に成立した諸宗教を含める場合もある。近代の国家神道体制下では,新派神…
禁色【きんじき】
- 百科事典マイペディア
- 服制上着用を禁じられた衣服の色および服地。普通平安時代の服制による赤,青,黄丹(きあか),支子(くちなし),深(こき)紫,深緋(ひ),深蘇芳(すおう…
ぐ‐せつ【愚拙】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 おろかでつたないこと。[初出の実例]「愚拙之民、空離禁」(出典:三代制符‐建久二年(1191)三月二八日・後鳥羽天皇宣旨)[その他の…
そう‐だん【奏弾】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 皇帝、天皇に役人の罪過を奏上し弾劾すること。奏劾。〔梁書‐劉之〕② 令制で、弾正台が五位以上の官人の非違を糾弾し、その非違が大きい…
民本主義 みんぽんしゅぎ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大正期のデモクラシー思想。この語は日露戦後にすでに使用されており、とくに『萬朝報(よろずちょうほう)』記者の茅原華山(かやはらかざん)が1912年…
応天門 おうてんもん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平安京の宮城内八省院南面の正門。京の中央を南北に貫通する朱雀大路を北行して,宮城南面の朱雀門を入り,さらに北行 150mのところにある。桓武天皇…
駕輿丁座 かよちょうざ
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 鎌倉・室町時代,京都の商工業者の座の一つ四府駕輿丁座ともいう。駕輿丁は左右近衛府・左右兵衛府の四府に属し,天皇の輿 (こし) や神輿をかつぐ者…
大津宮おおつのみや
- 日本歴史地名大系
- 福岡県:福岡市大津宮古代の宮。「日本書紀」持統天皇称制前紀によると、天智天皇元年(六六二)に持統天皇が草壁皇子を「大津宮」で産んだという。…
内閣[日本] ないかく[にほん]
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 日本における最高行政機関。 1885年 12月に内閣職権の公布に基づき,従来の太政官制に代って生れた。第1次伊藤博文内閣が最初である。もっとも,明治…
軍隊教育 (ぐんたいきょういく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 軍隊は戦争に勝つことを最高の目的とする集団であるので,そこでの教育は主として次のようなことを課題とする。すなわち,(1)軍隊として必要な規律…
皇室領 こうしつりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 皇室、宮廷の私的経済の収入源となる不動産および動産の総体を称し、とくに戦国期以降には禁裏御料(きんりごりょう)と称されることが多い。文献上の…
くら【内蔵】 の 頭((かみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 内蔵寮の長官。令制では、従五位下相当の官と定められていたが、平安時代後期には四位の人があてられた。また、天皇の側近がしばしばこの官に任ぜら…