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エスペラント エスペラント Esperanto

翻訳|Esperanto

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エスペラント
エスペラント
Esperanto

L.L.ザメンホフによって考案された国際語。エスペラントという名は,「希望をもつ者」という意味であり,ザメンホフがその最初の著作『国際語』 Lingvo Internacia (1887) で用いたペンネームであった。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

エスペラント

1887年、ポーランドの眼科医ザメンホフが考案した。誰にも平等でやさしい言葉を世界中に広め、平和と平等社会を実現したいと考えたとされる。最後に「o」がつくと名詞になり、たとえば「amo(アーモ)」は「愛」だ。最後に「a」がくると形容詞で、「ama(アーマ)」(愛の)となる。「as」がつけば動詞の現在形で、「amas(アーマス)」(愛している)だ。

(2011-05-05 朝日新聞 朝刊 群馬全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

エスペラント(Esperanto)

エスペラント語で、希望する人の意》ポーランドの眼科医ザメンホフが考案し、1887年に発表した人工の国際語。ラテン系の語彙(ごい)を根幹とし、母音5、子音23を使用する。基礎単語数は1900ほどで、造語法もあり、文法的構造はきわめて簡単である。日本では、明治39年(1906)日本エスペラント協会を設立。エス語。

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百科事典マイペディアの解説

エスペラント

1887年にザメンホフが公表した人工の国際語。母音5,子音23,1字1音の原則に従いアクセントの位置は一定である。語彙(ごい)はロマンス語系を中心に当初は900語から成り,少数を除いてすべて多音節語である。
→関連項目黒板勝美

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世界大百科事典 第2版の解説

エスペラント【Esperanto】

1887年にロシア領ポーランドのユダヤ人眼科医,L.L.ザメンホフによって考案された国際補助語。16ヵ条の簡単な文法規則(アクセントの位置の規則を含む。ザメンホフにより制定されその後変更されていない)と,900余りの単語(現在では新語などの必要からもっと増えている)から成り,発音は1字1音,1音1字主義である。発表されたときの考案者の匿名が〈エスペラント博士(ドクトーロ・エスペラントDoktoro Esperanto)〉であり,〈エスペラント〉とはエスペラントで〈希望する者〉の意である。

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大辞林 第三版の解説

エスペラント【Esperanto】

〔エスペラント語で「希望ある人」の意〕
1887年ポーランド人ザメンホフにより作られた国際補助語。二八の字母(母音五、子音二三)をもち、文法体系は簡単。語彙ごいはゲルマン語・ロマンス語系統のものから共通性の高いものを採り、基礎語一九〇〇。言語のちがう諸民族間の相互理解を目的とするエスペラント運動は、民族解放思想、反差別思想、平和思想と互いに影響し合い、多様な側面をもつ。日本では1906年(明治39)に日本エスペラント協会が設立された。エス語。

出典|三省堂
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世界の主要言語がわかる事典の解説

エスペラント【エスペラント】
Esperanto(エスペラント)

ポーランド生まれのユダヤ人、ザメンホフが1887年に考案した国際語。エスペラントは「希望する者」を意味する。ラテン文字を使い、1字1音(字母は28)、名詞はo、形容詞はa、副詞はeで終わり、名詞の格は2つ、動詞はすべて規則変化とするなど、習得の容易さがめざされている。語彙(ごい)は多くがイタリア語フランス語ラテン語や、英語ドイツ語など、ヨーロッパの言語をもとにつくられている。民族や大国・小国の違いを超えてすべての人々が平等な立場でコミュニケーションできるようにとの理念が共鳴者を得、今も世界各地でエスペラントの普及をめざす運動が続いている。日本では日本エスペラント学会(1919年創立)が精力的に活動し、同学会が加盟する世界エスペラント協会は国際連合ユネスコと正式な協力関係にある。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エスペラント
えすぺらんと
Esperantoエスペラント

一部で実用に供されている国際補助語(橋渡し言語)。1887年に、ポーランド生まれのユダヤ人L・L・ザメンホフが発表した計画語。ボランティアが普及に努めている。1999年現在、世界エスペラント協会会員は119か国、1万9169人。学習者人口はこの20倍前後とみられる。[泉 幸男]

略史

19世紀後半から、ヨーロッパでは、交通の発達などで一般庶民の行動範囲が広がり、単なる宮廷の共通語(フランス語)や地域的な共通語(民族語)を超えた国際語の必要が実感されだした。ザメンホフの生まれ育った東ポーランドのビャウィストクは、当時ロシア帝国領で、ユダヤ人やドイツ人移民も多く、民族間の争いの絶えない多言語地域だった。どの民族の言語でもない、習いやすい共通語があればと、青年ザメンホフは試行錯誤を重ね、1887年にワルシャワで『国際語』を刊行する。これは、ロシア語書きのエスペラント教本で、このときのザメンホフの筆名「エスペラント博士」D-ro Esperanto(希望者博士)が、言語そのものの名ともなった。
 エスペラントの理想主義は多くの共鳴者を得た。1921年には、当時国際連盟事務次長であった新渡戸稲造(にとべいなぞう)が国際連盟総会に報告書を提出し、「外交のための言語は経済上の理由から英語とフランス語の2言語に限定されているが、世界的視野からみて、エスペラントのような共通語の採用こそ経済的で理にかなっている」と論じた。同年には、世界各国におけるエスペラント教育を国際連盟が奨励すべしとの提案を、日本・中華民国などの12か国が提出したこともあったが、これは実現に至らなかった。ナチス政権やスターリン政権下でエスペランチスト(エスペラント使用者)は弾圧を受けたが、第二次世界大戦後に活動の息を吹き返し、1954年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)がエスペラントの国際文化交流への貢献を認め、世界エスペラント協会をユネスコの諮問団体と認定し、現在に至っている。[泉 幸男]

特徴

つづりはローマ字、1字1音素。アクセント(力点)は最後から2番目の音節と決まっている。聞いた感じはイタリア語に似ている。名詞の複数形や動詞の現在、過去、未来、命令、仮定形などは、語尾を規則的に変化させてつくられる。名詞の性の区別や動詞の人称変化はない。名詞に主格、対格の二つの格があるため、語順は自由がきくが、基本は主語―動詞―目的語―補語。前置詞、関係代名詞で統語する。
 語彙(ごい)は、7割がラテン系(フランス語、イタリア語、ラテン語などを起源とするもの)で、そのほかはドイツ語や英語などを起源とするものが占める。たとえば「よい」は“bona”だが、これはラテン語“bonus”やフランス語“bon”から語根“bon”を取り出し、これに形容詞語尾の“-a”をつけたもの。語尾を名詞語尾の“-o”に変えて“bono”とすると「善」という意味の名詞になる。このように、語根(形態素)の形が一定に保たれることから、言語学上、エスペラントは膠着(こうちゃく)語に分類される。接頭・接尾辞が40以上もあり、一つの語根から多数の単語が生まれる。1970年刊の『エスペラント絵入り大辞典』は、1万4000以上の語根を収録している。そのほかに各種専門用語集もある。[泉 幸男]

国際運動

世界エスペラント協会Universala Esperanto-Asocio(UEA)は、オランダのロッテルダムに本部がある。同協会が組織する世界大会は毎年2000~4000人が集い、すべての会議はもとより演劇・余興からキリスト教のミサに至るまでエスペラントで行われる。「都市代表ネットワーク」という国際情報サービス網(1999年現在、99か国、1960人登録)も設けてある。「パスポート・サービス」という国際民宿制度もある。エスペラントがもっとも盛んな地域は、ヨーロッパ諸国と日本、アメリカ、ブラジル、中国などである。人口比からいえば、フィンランド、オランダ、スウェーデン、デンマークのような国が目だつ。これは、これらの国の国民が、弱小言語を国語とするがゆえに、言語問題に関心が高く、エスペラント運動の理念が理解されやすいからである。[泉 幸男]

文化

書籍、雑誌の出版が活動の中心である。エスペラントによる国際ラジオ放送(ワルシャワ、北京(ペキン)、ウィーンなど)もある。文芸活動も盛んである。エスペラント詩は、カールマーン・カロチャイ(ハンガリー人、1891―1976)が大成した。ウィリアム・オールド(スコットランド人、1924― )のエスペラント原作の叙事詩『揺籃(ようらん)の民』La Infana Rasoは傑作の名に恥じない。おもな雑誌に、政治・文化のニュースを報道する月刊『モナート』Monatoなどがある。[泉 幸男]

日本

日本エスペラント学会(1919年創立。会員は2000年現在1381人。機関誌は月刊『エスペラント』)が世界エスペラント協会に加盟している。同学会のエスペラント書籍・雑誌の蔵書は世界有数。このほか、全国主要都市に学習サークルがある。1965年に第50回世界エスペラント大会(1710名参加)を東京で開催した当時が、社会的なブームとしては一つのピークだった。その後、海外のエスペラントの催しへの参加者が飛躍的に増え、エスペラントで恋を語り結ばれる国際結婚のカップルなども珍しくなくなった。カナモジ運動やローマ字運動と異なり、エスペラント運動がそれなりに続いているのは、国際交流という目にみえる利便性のためだろう。[泉 幸男]
『三宅史平著『エスペラントの話』(1976・大学書林) ▽安達信明著『エクスプレス・エスペラント語』(1988・白水社) ▽藤巻謙一著『はじめてのエスペラント』(1996・日本エスペラント学会) ▽L・L・ザメンホフ著、水野義明編訳『国際共通語の思想――エスペラントの創始者ザメンホフ論説集』(1997・新泉社)』

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世界大百科事典内のエスペラントの言及

【国際語】より

…1922年にE.deバールが発表)などがあるが,いずれも成功しなかった。〈エスペラント〉は1887年にザメンホフによって発表された,今日まで残る唯一の人工国際補助語である。しかし,それも創始者の理想に反して,現在の使用範囲はごく限られている。…

【ザメンホフ】より

…今日もっとも広く使用されている人工語・国際語エスペラントの創始者。ユダヤ系ポーランド人でワルシャワの眼科医。…

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