自分勝手(読み)ジブンカッテ

デジタル大辞泉 「自分勝手」の意味・読み・例文・類語

じぶん‐かって【自分勝手】

[名・形動]《「じぶんがって」とも》他人の事は考えず、自分都合だけを考えること。また、そのさま。身勝手。手前勝手。「自分勝手な行動」
[類語]野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き気任せ奔放自由尊大横柄傲然高慢傲慢驕慢倨傲大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権不遜態度が大きい我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ自由自在縦横縦横無尽意のまま思いのまま思い通り自在随意任意ランダム無作為恣意存分ぞんぶん不羈ふきフリーフリーダムリバティー

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精選版 日本国語大辞典 「自分勝手」の意味・読み・例文・類語

じぶん‐かって【自分勝手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「じぶんがって」とも ) 自分の好きなように図って、他人の都合は考えないこと。自分の都合だけを考えること。また、そのさま。てまえがって。みがって。
    1. [初出の実例]「ちと自分勝手のやうなれども」(出典:古道大意(1813)上)
    2. 「職員が寄ってたかって、自分勝手な説をたてて」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六)

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四字熟語を知る辞典 「自分勝手」の解説

自分勝手

自分の好きなように図って、他人の都合は考えないこと。自分の都合だけを考えること。

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 職員が寄ってたかって、自分勝手な説をたてて、夫を校長が好い加減に纏めるのだらう[夏目漱石坊っちゃん|1906]

[使用例] 人がたくさん死んだのに、それでも陳腐で退屈だ。けれども、私は、やはり自分勝手なのであろうか[太宰治斜陽|1947]

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