コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

勝手 カッテ

デジタル大辞泉の解説

かっ‐て【勝手】

[名・形動]
他人のことはかまわないで、自分だけに都合がよいように振る舞うこと。また、そのさま。「そんな勝手は許さない」「勝手なことを言うな」「勝手に使っては困る」「勝手にしろ」
何かするときの物事のぐあいのよしあし。都合や便利のよいこと。また、そのさま。「この間取りではどうも勝手が悪い」「使い勝手(がって)がいい」
「何坊さんも早く寝た方が―だあね」〈漱石・彼岸過迄〉
[名]
台所。「勝手仕事」
暮らし向き。生計。「勝手が苦しい」
自分がかかわる物事のようす・事情。「仕事の勝手がわからない」「勝手が違う」「勝手知ったる他人の家」
弓の弦を引くほうの手。右手。左手より力が勝ちやすいからいう。引き手。
[用法]かって・きまま――「団体生活では、勝手な(気ままな)行動は許されない」など、自分の思い通りに振る舞う意では、相通じて用いられる。◇「勝手」は自分だけの都合や判断で行動する意が中心で、「勝手に僕の部屋に入らないでくれ」「勝手ながら休ませていただきます」などでは「気まま」に置き換えられない。◇「気まま」は、「気ままに旅行する」「一人暮らしの気ままさ」のように、他人には迷惑をかけないで、自由に振る舞う意があり、この場合は「勝手」に置き換えられない。◇類似の語に「わがまま」がある。「わがまま」は個々の行動ではなく、態度や性格全体についていう。「一人娘でわがままに育ってしまった」「わがままな振る舞い」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かって【勝手】

( 名 )
台所。 「 -道具」
様子。事情。 「 -がわからずまごつく」 「 -が違う」 「 -知ったる他人の家」
便利。便宜。 「 -の悪い家」 「使い-がってがよい」
生計。家計。暮らし向き。 「 -が苦しい」
弓を射る時、弦を引く方の手。右手。 ⇔ おし手 〔日葡〕
( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
自分に都合のよいように振る舞う・こと(さま)。わがまま。 「 -なことを言う」 「 -に他人の物を使う」 「 -は許さない」 〔「勝手にすれば」 「勝手にしなさい」などの形で、自分にばかり都合のよい振る舞いをする相手に対して、かかわり合いを持ちたくないという気持ちを表す。「帰りたければ-にしろ」〕
[派生] -さ ( 名 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

勝手の関連キーワード秋田県秋田市太平黒沢場を読む/空気を読む針の穴から天を覗く山梨県韮崎市岩下管を以て天を窺う睨みを利かせる親の心子知らず亭主を尻に敷くプライバシー権手綱を締める頰桁が過ぎるホームコース非公式サイト非公式アプリ御託を並べる一般アプリ野良アプリエゴチスト手前勝手熱を吹く

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

勝手の関連情報