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 じく shaft

翻訳|shaft

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


じく
shaft

シャフトともいう。機械工学では,回転もしくは回転に関係する円柱状 (中空も含む) の部品類をさし,一般にねじり応力と曲げ応力を受ける。軸類が破壊すると大きな事故につながることが多いので,軸の材料には延性材料,すなわち機械構造用炭素鋼材,炭素鋼鍛造品,ニッケルクロム鋼鋼材その他が使用条件に応じて選ばれる。

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デジタル大辞泉の解説

じく〔ヂク〕【軸】

[名]
回転するものの中心となる棒。特に、車輪の心棒。車軸。
巻くものの中心にする丸い棒。特に、巻物・掛け物などの心木(しんぎ)にする棒。
掛け物。掛け軸。かけじ。幅(ふく)。「床の間にをかける」
《巻物では2に近い所が巻末となるところから》書物の終わりの部分。巻末。
俳句や川柳などの巻のいちばん最後に書く点者の句。
筆・ペン・マッチなどの柄の部分。
活動・運動の中心となるもの。かなめ。中軸。「自分がとなって活躍する」

㋐点の座標を決める基準となる直線。座標軸。
㋑対称図形で、その基準となる直線。対称軸。
㋒一つの平面図形を回転して立体図形ができるときの、回転の中心となる直線。回転軸。
物体が回転するときの中心となる直線。その物体に固定したと考える直線で、空間的位置が変わることのないもの。地球の地軸、こまの心棒など。回転軸。
[接尾]助数詞。巻物・掛け軸などを数えるのに用いる。「二

じく【軸】[漢字項目]

常用漢字] [音]ジク(ヂク)(呉) [訓]よこがみ
車の心棒。回転の中心となる棒。「機軸車軸
中心や基準となる直線。「地軸結晶軸座標軸対称軸
物事の中心。大切なところ。「基軸枢軸中軸

よこ‐がみ【軸】

車の心棒。
「こよなき―より引き落としけるに、轅(ながえ)ばかり出でたりける」〈落窪・二〉

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百科事典マイペディアの解説

軸【じく】

シャフトとも。回転または動力を伝達する棒状の機械要素。車両などの重量をささえる車軸主として曲げモーメントを受け,原動機から作業部に動力を伝える伝動軸では,ねじりモーメントが主となる。
→関連項目機械要素ジャーナル

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世界大百科事典 第2版の解説

じく【軸 shaft】

シャフトともいう。機械などにおいて,回転運動を行う回転体の中心軸を形成する機械要素。軸受に支えられて回転する。歯車,タービン羽根車などの回転体と一体構造の形に製作される場合と,回転体とは別個に独立して製作され,あとで回転体と組み合わせられる場合とがある。断面形状からは,円形断面の中実丸軸,円形であるが内部が中空になっている中空丸軸に分類されるが,前者が広く用いられる。また中心軸線の形状から,中心軸が直線となる真直軸,中心軸がコの字形に曲がっているクランク軸などに分類される。

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大辞林 第三版の解説

じく【軸】

[2] ( 名 )
広く回転運動の中心、あるいは物事のかなめをいう。
車の左右二つの車輪をつなぐ棒。車の心棒。車軸。
巻物や掛物の心しんにする丸い棒。
から転じて〕 巻物。掛物。 「床の間に-を掛ける」
筆・ペン・マッチなどの手で持つ部分。また、草の茎の部分。
回転するものの中心。 「右足を-に二回転する」
活動の中心となる物や人。物事の中心。 「チームの-として活躍する」
〘数〙 〔axis〕
ある図形が一つの直線に対して他の図形や自分自身に重なったり、また回転して立体図形ができるとき、その直線をいう。対称軸。回転軸。
座標の基準となる直線。座標軸。
〘物〙 回転体の回転運動の中心線。独楽こまの軸や地軸など。回転軸。
機械の回転運動の中心となる棒。伝導軸など。
( 接尾 )
助数詞。巻物・掛軸などを数えるのに用いる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


じく
shaft

棒状の機械部品で、列車の車軸のように機械部分を支持するだけの車軸と、伝動軸のように回転運動あるいは直線往復運動により動力をある程度距離が離れたところに伝える役目をする回転軸の2種類がある。前者は荷重により曲げ作用を受けるが、後者は曲げとねじりまたは単にねじり作用だけを受ける。普通、中実(ちゅうじつ)丸軸であるが、直径の大きいとき、あるいは軽いことが要求されるときには中空(ちゅうくう)丸軸が用いられる。回転軸はさらに形や支持方法によって次の(2)から(6)に分けられる。
(1)車軸 2個の車輪間に用いられ車体を支える軸。鉄道の客車などに用いられている軸は車輪とともに回転する。また自動車の前車輪を支持している軸は回転しないで静止している。車軸は単に曲げモーメントだけを受けているので、それによっておこる軸内の最大応力に耐えうるように軸の太さを決めればよい。
(2)伝動軸 モーターあるいは内燃機関のような原動機の動力を作業機などほかの部分に伝達するための軸で、主としてねじり作用を受ける。この場合はねじりモーメントによる剪断(せんだん)応力を許容範囲内に収めるように直径を決定する。
(3)アーバーarbour 工作機械の主軸に工具を装着するための軸。フライス盤用には、いくつかのフライス工具を取り付けることができる長いものと、一つのフライス工具を取り付けるための短いものがある。また、ボール盤用として、チャックを取り付けるための短いアーバーもある。
(4)クランク軸 クランクに接続している軸。蒸気機関、内燃機関のピストンのように往復運動を回転運動に変えるときクランクが使用されるが、このクランクにより回される軸をクランク軸という。
(5)たわみ軸 回転運動を伝えるのに、直線方向ではなく任意の方向に自由に変えられる軸。細い針金をコイル状に密に巻いたものが用いられる。伝達力が小さい場合には1層のものが使用されるが、大きな力を伝えるものには何層にも巻いたものが使用される。
(6)ジャーナルjournal 軸は軸受で支えられるが、支えられる軸部をジャーナルという。たとえば,クランク軸では、エンジンの本体に支持される軸受部をクランクジャーナルとよび、ピストンのコネクチングロッドとの回転結合部はクランクピンとよんでいる。[中山秀太郎・清水伸二]

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世界大百科事典内のの言及

【坑道】より

…トンネルについてはその項目を参照されたい。
[立坑shaft]
 地下深部へほぼ鉛直に入って行く道を立坑というが,地下深部で採掘作業を行うことの多い鉱山にとっては,鉱石を巻き上げる巻上機のローププーリー(滑車)のついた立坑のやぐらは象徴的な存在である。南アフリカのウィットウォーターズランド地方やインドのコラール地方には,3000mから4000mもの深部で金を採掘している鉱山があるが,これらの地域では,1本で2500mもある深い立坑が掘削されている。…

【柱】より

…また,柱の形を壁に浮き出したものはピラスター(付柱)とよぶ。柱は歴史的に柱基base,柱身shaft,柱頭capitalの三つの要素で構成されてきた。 すでにエジプト建築において,角柱や多角形の柱以外に,アシやハスなどの細い植物を束ねた形式の柱,彫像を組み合わせた柱(オシリス柱,ハトホル柱)など,彫刻的な変化をもつ柱が現れ,以後,柱は建築表現の主要な部分となる。…

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