ループ

精選版 日本国語大辞典 「ループ」の意味・読み・例文・類語

ループ

〘名〙 (loop)
① 紐や糸などでつくった輪。ボタンかけ、ベルト通しなどに用いる。「ループがけのボタン」
③ 「ループせん(━線)」の略。
※旅日記から(1920‐21)〈寺田寅彦〉一〇「鉄路のループの説明をしてくれたりした」
フィギュアスケートのスクール‐フィギュアの図形の一つ。方向転換の技術で、円の中に内接する小さいたまご形(結び目)を描く図形のこと。
※臈たき花(1933)〈中河与一〉一一「村上も彼のスピンが終ると同時に、身体を前後に揺りながら、リズムをとって、ループをやりだした」
コンピュータで、プログラムの一部が環状に、繰り返して実行される構造。「ループ処理」 〔マイ・コンピュータをつかう(1978)〕

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デジタル大辞泉 「ループ」の意味・読み・例文・類語

ループ(loop)

[名](スル)
輪。輪形のもの。「ループ橋」
服飾で、糸・ひも・布などで作った輪。ボタン掛け・ベルト通しなどに用いる。
繰り返すこと。反復。「動画のループ再生」
コンピューターのプログラムで、繰り返し実行される命令群。
飛行機の宙返り。
ループジャンプ」の略。
ループ線」の略。
ループアンテナ」の略。
[補説]書名別項。→ループ
[類語](1丸っこい丸まっちい丸丸丸いまろ真ん丸まろやかまどつぶ円形球形球状輪形同心円半円長円大円真円正円真ん丸いくりくりたまご形っかリング丸まる丸める団団団子状

ループ[書名]

鈴木光司ホラー小説。平成10年(1998)刊。「リング」「らせん」に続く完結編。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ループ」の解説

ループ

プログラミング言語において、指定した条件を満たすまで、繰り返し行われる処理のこと。処理の終了条件に漏れがあると、処理が終了しなくなるため(無限ループ)、しっかりしたプログラム設計が必要となる。このようなプログラムの構造をループ構造と呼ぶ。

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デジタル大辞泉プラス 「ループ」の解説

ループ

フィギュアスケートのジャンプのひとつ。後ろ向きに滑りながらアウトサイドエッジのまま踏み切るジャンプ。考案者であるドイツのヴェルナー・リトベルガーからリトベルガーとも呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内のループの言及

【曲線】より

…両者を合わせて端点という。端点の一致する弧を閉曲線またはループloopという。tt′で(f(t),g(t)),(f(t′),g(t′))が同じ点を表すとき,この点を重複点という。…

※「ループ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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