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七里御浜 しちりみはま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

七里御浜
しちりみはま

三重県南部,熊野灘に臨む砂礫海岸。熊野浦ともいう。熊野市木本からほぼ熊野川河口まで,約 20kmにわたる。海岸は黒色頁岩那智黒石)からなる光沢と文様のある美しい小石(御浜小石)に覆われ,これらの石は装飾建材や碁石として利用される。波が荒く,海水浴は禁止されており,漁業も地引網が行なわれる程度。海浜の防砂マツ林は,新宮藩主水野重仲が浜松から移植したものと伝えられる。海岸に沿って熊野街道(国道42号)と JR紀勢本線が通じる。吉野熊野国立公園に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

しちりみはま【七里御浜】

三重県南部,熊野市木本町から南牟婁(みなみむろ)郡の熊野川河口に至る熊野灘に面した白砂青松の海岸。井田の八丁松原,市木松原,有馬松原など,樹齢200~300年の防風,防潮の松林が約25kmにわたって続く。約7里あることから七里浜,七里三浜などと称された。海岸の礫(れき)は御浜小石といわれ,庭園の敷石や装身具に利用される。吉野熊野国立公園に属し,国道42号線(旧熊野街道)と紀勢本線が並行して通じている。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県〕七里御浜(しちりみはま)


三重県南部、熊野灘(くまのなだ)に面した砂礫(されき)海岸。熊野市木本(きのもと)町から南に熊野川河口に至る約20kmをいう。海岸沿いに砂防用の松林が続く。海岸にある珪質(けいしつ)粘板岩は那智黒(なちぐろ)として黒碁石の素材になり、白色の花崗(かこう)岩の玉砂利とともに「御浜小石」の名がある。吉野(よしの)熊野国立公園に属する。

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国指定史跡ガイドの解説

しちりみはま【七里御浜】


熊野参詣道(くまのさんけいみち)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

七里御浜
しちりみはま

三重県南部、熊野市木本(きのもと)から熊野川河口に至る約20キロメートルの海岸。リアス式海岸で知られる熊野灘(なだ)でここだけが単調な隆起海岸である。黒い珪板(けいばん)岩(那智黒(なちぐろ))や花崗斑(かこうはん)岩など紋様のある小石に覆われており、美しいものは御浜小石として売られている。波が荒く海水浴は禁じられているが、地引網漁が行われる。海浜に沿って一直線に続く松林は、初代新宮(しんぐう)城主の水野重仲(しげなか)が浜松から移植させたもの。吉野熊野国立公園の一部。[伊藤達雄]

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