三原[市](読み)みはら

百科事典マイペディア 「三原[市]」の意味・わかりやすい解説

三原[市]【みはら】

広島県南東部,瀬戸内海に面する市。1936年市制。市街地は1582年小早川隆景が三原城を築いて以後城下町として発達,新田開発も進んだ。大正〜昭和初期に繊維セメント,人絹の工場が,1943年には車両工場が立地,糸崎など海岸地区を中心に工業都市として発展した。近年は交通体系の整備が進展し,三原市西部工業団地などへの企業立地が進む。酒造地としても著名山陽本線・新幹線,呉線,山陽自動車道が通じ,西隣の本郷町(現・三原市内)には1993年新広島空港が開港するなど交通要地となっている。三原港からは芸予諸島航路がある。筆影山は瀬戸内海国立公園の景勝地。三原城跡史跡),ナメクジウオ生息地(天然記念物)がある。2005年3月賀茂郡大和町,豊田郡本郷町,御調郡久井町を編入。471.55km2。10万509人(2010)。

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