仄見える(読み)ホノミエル

デジタル大辞泉 「仄見える」の意味・読み・例文・類語

ほの‐み・える【×仄見える】

[動ア下一][文]ほのみ・ゆ[ヤ下二]かすかに見える。ほのかに見える。
杉林焦げ茶色の暗さのうちに、もの明るさが―・えていた」〈康成春景色
[類語]見えにくい陰るかす曇るおぼろかき曇るぼやけるぼけるかすれるぼんやり朦朧もうろうどろん不透明ほのかかすかほんのりうっすらおぼろげうすうす淡いよう杳杳ようようようとして暗い薄暗いほの暗い小暗い木暗い小暗がり真っ暗暗然冥冥ぼうっとぼやっと不鮮明もやもやしょぼつくしょぼしょぼ茫茫ぼうぼう不可視

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仄見える」の意味・読み・例文・類語

ほの‐み・える【仄見】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ヤ下一) 〙
    [ 文語形 ]ほのみ・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 ほのかに見える。ちらっと見える。かすかにわかる。
    1. [初出の実例]「ほのみえし月を恋ひつつかへるさの雲ぢの浪にぬれし袖かも」(出典:馬内侍集(11C前))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android