ほんのり(読み)ホンノリ

デジタル大辞泉 「ほんのり」の意味・読み・例文・類語

ほんのり

[副]色・香・姿などが、かすかなさま。うっすら。ほのかに。「頰をほんのり(と)赤める」「ほんのり(と)した梅の香り」
[類語]かすかほのかうっすらおぼろげうすうす淡いよう杳杳ようようようとして暗い薄暗いほの暗い小暗い暗い小暗がり手暗がり真っ暗暗然冥冥漠然ぼんやりぼうっとぼうとぼやっと不鮮明もやもや霞むそこはかとない何となく何とはなしどことなくそれとなしに心なしなんだかなにかしら思いなしか見えにくい陰る曇るおぼろかき曇るぼやけるぼけるかすれる朦朧もうろうどろん不透明ほの見えるしょぼつくしょぼしょぼ茫茫ぼうぼう不可視ぼけっと雲をつかむ不確か曖昧曖昧模糊ファジー茫乎ぼうこ模糊漠漠不明瞭茫漠ぼうばくもやくやもやつく彷彿ほうふつ憂鬱憂さ鬱気気鬱鬱鬱陰鬱鬱然鬱陶しい物憂い暗鬱沈鬱くよくよくしゃくしゃ重苦しいくさくさ滅入る塞ぐ塞ぎ込む気塞ぎ悶悶もんもんやるせないくすぶるわだかまる意気消沈暗澹あんたん胸騒ぎ怪訝けげんいぶかしいいぶかる辛気歯がゆいいらいら

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精選版 日本国語大辞典 「ほんのり」の意味・読み・例文・類語

ほんのり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 形、色、香りなどがかすかに現われるさまを表わす語。うっすら。
    1. [初出の実例]「恥しげに赤らむ顔のほんのりは、霞に虹の如く也」(出典:浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)二)
  3. 夜が明けはじめるさまを表わす語。ほのぼの。
    1. [初出の実例]「ふくろうの声よりほほんほんのりと月の桂の木ずゑ明ゆく」(出典:狂歌・吾吟我集(1649)九)

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