デジタル大辞泉 「幽か」の意味・読み・例文・類語
かす‐か【▽幽か/▽微か】
1 やっと感じ取れる程度であるさま。はっきりとは認められないさま。「―な物音」「―な記憶」
2 生活ぶりなど弱々しく、細々としたさま。「わずかな収入で―に日を送る」
3 姿かたちのみすぼらしいさま。貧弱。
「―なる小さき法師一人をなん具したりける」〈今昔・一七・四四〉
4 人目につかないさま。ひっそりとして寂しそうなさま。
「北の方の―なる御有様をも」〈平家・一二〉
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[派生]かすかさ[名]
[類語]ほのか・ほんのり・うっすら・おぼろげ・うすうす・淡い・弱い・