薄暗い(読み)ウスグライ

デジタル大辞泉 「薄暗い」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぐら・い【薄暗い】

[形][文]うすぐら・し[ク]ほのかに暗い。「―・い部屋
[派生]うすぐらさ[名]
[類語]暗いほの暗い小暗い小暗がり手暗がり木暗い真っ暗暗然暗澹冥冥ようとしてようほのかかすかほんのりうっすらおぼろげ薄薄淡い杳杳ようよう漠然ぼんやりぼうっとぼうとぼやっと不鮮明もやもや霞む見えにくい陰る曇るおぼろかき曇るぼやけるぼけるかすれる朦朧もうろうどろん不透明ほの見えるしょぼつくしょぼしょぼ茫茫ぼうぼう不可視

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精選版 日本国語大辞典 「薄暗い」の意味・読み・例文・類語

うす‐ぐら・い【薄暗】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]うすぐら・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「うすくらい」とも )
  2. 日光がささないで、また灯火などの光が弱くて、すこし暗い。ほのぐらい。おぐらい。
    1. [初出の実例]「薄暮は黄昏のうすぐらき時分也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
  3. 陰気な感じである。
    1. [初出の実例]「湯灌場買といふ薄暗(ウスグラ)商売をしてゐたが」(出典江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五)

薄暗いの派生語

うすぐら‐さ
  1. 〘 名詞 〙

うそ‐ぐら・い【薄暗】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]うそぐら・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「うそ」は接頭語。「うそくらい」とも ) 少し暗い。ほのぐらい。うすぐらい。
    1. [初出の実例]「まだうそくらいうちあかしにぞ天子始めて郊して泰一を拝す」(出典:史記抄(1477)九)

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