ぼやける(読み)ボヤケル

デジタル大辞泉 「ぼやける」の意味・読み・例文・類語

ぼや・ける

[動カ下一]はっきりとしなくなる。ぼんやりとする。ぼける。「論点が―・ける」
[類語]ほのめくぼかす陰る曇る霞むおぼろ掻き曇るけるかすれるぼんやり朦朧もうろうぼうっとどろん不透明なんとなくなんだかそこはかとないほんのりなんとはなしどことなくそれとなしに心なしなにかしら思いなしかほのかぼけっと雲をつかむ不確かもやもや曖昧曖昧模糊模糊ファジー茫乎ぼうこ茫茫ぼうぼう漠漠不明瞭茫漠ぼうばくもやくやもやつく彷彿ほうふつ不鮮明憂鬱憂さ鬱気気鬱鬱鬱陰鬱鬱然鬱陶しい物憂い暗鬱沈鬱くよくよくしゃくしゃ重苦しいくさくさ滅入る塞ぐ塞ぎ込む気塞ぎ悶悶もんもんやるせないくすぶるわだかまる意気消沈暗澹あんたん胸騒ぎ怪訝けげんいぶかしいいぶかる辛気歯がゆいいらいら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぼやける」の意味・読み・例文・類語

ぼや・ける

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 ぼんやりする。また、はっきりしなくなる。ぼける。
    1. [初出の実例]「茶之間の真暗な中から、耄(ボ)やけた声で」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二〇)
    2. 「この欲しい物と買ひたい物との境界がぼやけて」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android