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大森(読み)おおもり

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大森(島根県)
おおもり

島根県中央部、大田(おおだ)市の一地区。旧大森町。銀山川沿いにあり、石見(いわみ)銀山の地として知られた。江戸時代を通じて天領で、代官所が置かれた。銀山最盛期の17世紀には人口20万にも達したという(石見銀山旧記)。銀山時代の上千京、唐人屋敷などの地名も残る。昭和初年に銀山は廃坑になったが、代官所跡、間歩(まぶ)(坑道)7か所、山吹城跡など東西3キロメートルに及ぶ地域が石見銀山遺跡として国の史跡に指定され、盛時のおもかげを残す街並みは重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。2007年(平成19)には大森町の銀鉱山跡と鉱山町を含む銀山関連の旧跡が石見銀山遺跡とその文化的景観の名称でユネスコの世界文化遺産に登録された。地区内には石見銀山世界遺産センター、石見銀山資料館、「いも代官」井戸平左衛門正朋(へいざえもんまさとも)(井戸正明(まさあきら))を祀(まつ)る井戸神社などがある。[石橋忠男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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