天賦人権論[日本](読み)てんぷじんけんろん[にほん]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

天賦人権論[日本]
てんぷじんけんろん[にほん]

明治初期の啓蒙主義者,民権論者によって,広く主張された自由主義的人権思想であったが,民権運動発展の過程を通して理論的に純化され,西欧的な自然権思想と変らないものとなった。加藤弘之が 1882年『人権新説』で天賦人権を虚妄と論じたことから「天賦人権論争」が生じたが,植木枝盛は,『天賦人権弁』 (1883) において,人権を自然権の概念によって把握しようとした。

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