標高一八一二メートル、安房山(二二一九・四メートル)と白谷山(二一〇九メートル)の鞍部にあたり、長野県側
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
長野・岐阜県境にある峠。通年通行できる唯一の北アルプス横断有料自動車道(安房峠道路)が峠の下をくぐる。上高地(かみこうち)の西部にそびえる焼岳(やけだけ)と安房山の鞍部(あんぶ)にあり、標高1812メートル。近世までは越中(えっちゅう)(富山県)の海産物を信濃(しなの)(長野県)に搬入するルートであり、道は安房山頂の南にあったが、1938年(昭和13)車道が北側につくられ、1965年に国道158号に指定された。峠には地蔵の石像が祀(まつ)られ、茶店がある。紅葉は絶景で、北東に穂高(ほたか)の連峰を望み、長野県側の眼下は数百メートルの峡谷をなす。長野県側は曲折が多く11月下旬から4月下旬までは通行止めになるため、トンネルで抜けるショートカットの安房峠道路ができた。観光的にはすばらしい眺望の峠である。峠の長野県側に中ノ湯、岐阜県側に平湯(ひらゆ)の両温泉がある。
[小林寛義]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
飛驒山脈の焼岳と乗鞍岳の間の山稜上にある峠。標高1812m。信濃・飛驒両国を結ぶ古くからの交通路で,長野県上高地中ノ湯温泉と岐阜県平湯温泉との最短通路として1938年自動車道が開通した。国道158号線が通り,同山脈横断バス道路として重要であるが,冬季は峠の交通が途絶するため,1989年から始められた安房トンネルの工事は97年12月に完成し,冬季も通行可能となった。
執筆者:市川 健夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新