定石(読み)じょうせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「定石」の解説

定石
じょうせき

用語。布石段階に現れる形。双方最善を尽し,互角に分れて一つの基準になったもの。基本的な形を基本定石,手数が多くむずかしい変化を含むものを難解定石,新しいものを新定石などという。三三,星,小目 (こもく) ,高目 (たかもく) ,目はずしの5種に大別されるが,ほかに特殊な形もある。たとえば小目はさらに一間ばさみ,二間高ばさみなど多くの形に分れ,定石の数は 3000ぐらい,変化図を入れると数万以上に及ぶ。権威のある定石辞典として鈴木為次郎の『囲碁大辞典』 (3巻,1957) がある。碁が盛んになるにつれ,定石は布石とともに碁以外の一般用語にも使われるようになった。

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デジタル大辞泉「定石」の解説

じょう‐せき〔ヂヤウ‐〕【定石/定跡】

(定石)囲碁で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった石の打ち方。
定跡)将棋で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった指し方。
物事をするときの、最上とされる方法・手順。「―を踏んだ捜査手順」
[類語]仕方方法り方仕振り仕様しようよう方式流儀り口でん致し方手段手口メソッド方途機軸てだて方便術計常軌常套常道定法正攻法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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