デジタル大辞泉
「岩清水」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いわ‐しみずいはしみづ【石清水・岩清水】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 岩の間からわき出るきれいな水。《 季語・夏 》
- [初出の実例]「あふさかのせきに流るるいはし水いはで心におもひこそすれ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋一・五三七)
- [ 2 ] 「いわしみずはちまんぐう(石清水八幡宮)」の略。
- [初出の実例]「いはし水宇佐までゆるすあふことをなほいらへずば神をうらみむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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石清水
いわしみず
石清水八幡宮本殿の東門より下った山腹から湧き出している清水で、男山が霊域とされた根元で、現在摂社石清水社があり、泉殿が建てられている。石清水八幡宮の称もこれによる。「宮寺旧記」は「大安寺和尚住坊之辺、有石井、当宮石清水ノ根本也」と記す。「男山考古録」によれば、清水は流れて中流はささやきの橋、下流は駒返橋が架かり、参道下を流れて山下の平谷から放生川に入るという。
「栄花物語」巻三八(松のしづえ)は、延久五年(一〇七三)二月、後三条院が摂津天王寺参詣の途次石清水八幡宮に詣で、「一品宮、上の社に上らせ給べき由申させ給へば、舞人具して上らせ給。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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岩清水 (いわしみず)
尺八の曲名。都山(とざん)流尺八本曲の代表的な一曲。1904年(明治37),初世中尾都山作曲。作曲者が日露戦争の戦勝祈願のために石清水八幡宮(京都府)に参詣したおりに,神域の幽玄静寂な環境に感じて作曲した尺八独奏曲。曲は3段よりなる。八幡宮の名から取った曲名であるが,岩から滴る清水が流れとなり川となって海に注ぐまでの情景が意識されていると伝えられる。
執筆者:上参郷 祐康
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報
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岩清水
いわしみず
都山流尺八本曲。作曲1世中尾都山。 1904年,日露戦争戦勝祈願のため,京都の石清水八幡宮に参詣したおりに得た楽想によって作曲されたと伝えられる。3段から成り,初段,2段は独奏,3段は現在では2部合奏もされる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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