嵩張る(読み)カサバル

デジタル大辞泉 「嵩張る」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ば・る【×嵩張る】

[動ラ五(四)]物のかさが増す。体積が大きくて場所をとる。「荷物が―・る」
[類語]かさむ大きい大きな大いなるでかいでっかいどでかい馬鹿でかい大振り大形大柄大口大作り大粒粗大肥大ビッグでかでか巨大ジャンボジャイアントマクロマキシマムマンモスキングサイズ過大豪壮雄大壮大大規模壮麗広壮極大最大特大強大超弩級ちょうどきゅう大掛かり大仕掛け大大的

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精選版 日本国語大辞典 「嵩張る」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ば・る【嵩張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 物の、空間を占める割りが大きくなる。容積が大きくなる。嵩取る。がさばる。かさまる。
    1. [初出の実例]「女中のはかさばらぬので持ったもの」(出典:雑俳・末摘花(1776‐1801)初)
    2. 「成程(なるほど)嵩張(カサバル)割に軽いもんだね」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四)
  3. 転じて、費用などが多くかかる。
    1. [初出の実例]「日本の旅行者は滞在費の嵩張(カサバ)るのに弱らされる訳であった」(出典:北欧の夏(1946)〈正宗白鳥〉)

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