嵩張る(読み)カサバル

デジタル大辞泉 「嵩張る」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嵩張る」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ば・る【嵩張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 物の、空間を占める割りが大きくなる。容積が大きくなる。嵩取る。がさばる。かさまる。
    1. [初出の実例]「女中のはかさばらぬので持ったもの」(出典:雑俳・末摘花(1776‐1801)初)
    2. 「成程(なるほど)嵩張(カサバル)割に軽いもんだね」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四)
  3. 転じて、費用などが多くかかる。
    1. [初出の実例]「日本の旅行者は滞在費の嵩張(カサバ)るのに弱らされる訳であった」(出典:北欧の夏(1946)〈正宗白鳥〉)

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