大柄(読み)オオガラ

デジタル大辞泉 「大柄」の意味・読み・例文・類語

おお‐がら〔おほ‐〕【大柄】

[名・形動]
体格が普通より大きいこと。また、そのさま。「大柄な人」⇔小柄こがら
模様縞柄しまがらが普通より大きいこと。また、そのさま。「大柄ネクタイ」⇔小柄こがら
[類語]大兵大形大ぶり大きい大きな大いなるでかいでっかいどでかい馬鹿でかい大口大作り大粒粗大肥大嵩張かさばビッグでかでか巨大ジャンボジャイアントマクロマキシマムマンモスキングサイズ過大豪壮雄大壮大大規模壮麗広壮極大最大特大強大超弩級ちょうどきゅう大掛かり大仕掛け大大的

おお‐へい〔おほ‐〕【大柄】

[名・形動]横柄おうへい」に同じ。

たい‐へい【大柄】

大きな権力。大きな権柄けんぺい

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精選版 日本国語大辞典 「大柄」の意味・読み・例文・類語

おお‐がらおほ‥【大柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 普通よりからだや形が大きいこと。⇔小柄
    1. [初出の実例]「小男が大がらな女ぼうをもてば、のみのふうふのよふだといふたとへにちがひなく」(出典:黄表紙・敵討蚤取眼(1801)二)
  3. 模様や縞柄が普通より大きいこと。また、その模様や縞柄。⇔小柄
    1. [初出の実例]「大柄(オホガラ)スコッチも奇抜で快活に見える所から、随分広く見受られた」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉一一月暦)
  4. スケールが大きいこと。
    1. [初出の実例]「『潮音』派の一頁組の歌人でもあり、新味は無いが大がらな豊かな調子の歌を詠む」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)

おお‐へいおほ‥【大柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =おうへい(横柄)
    1. [初出の実例]「又若党、又小者等に至迄、大へいの振舞仕者、忽可重科事」(出典:長宗我部氏掟書(1596)中間小者可相守条)

たい‐へい【大柄】

  1. 〘 名詞 〙 大きな権柄(けんぺい)。大きな権力。
    1. [初出の実例]「いはんや万期に大柄をとらんや」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏経)
    2. [その他の文献]〔宋史‐趙普伝〕

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