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式目 しきもく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

式目
しきもく

式条とも称する。式は法式,目は条目をさし,主として中世における法規の集成に対する名称。武家法においては,貞永1 (1232) 年北条泰時が評定衆に命じて編纂させた『御成敗式目 (貞永式目) 』を基本法とした。そののち種々の判例が追加法として編集され,『式目新編追加』『新式目』『貞応弘安式目』などの称を付された。これらの鎌倉幕府法は,最初は幕府の支配圏内に限定されたが,次第に公家法適用地に拡大されていった。室町幕府は『建武式目』 (1336) を定め,また追加法も加えられた。戦国時代には,各地の戦国大名が分国法を定めたが,六角氏のそれを一名『義治式目』 (→六角氏式目 ) と称した。朝廷でも記録所の式目があり,連歌の法式をも式目といった。

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デジタル大辞泉の解説

しき‐もく【式目】

《「式」は法式、「目」は条目の意》
中世、法規を箇条書きにしたもの。貞永(じょうえい)式目(御成敗式目)・建武式目など。式条
連歌俳諧を詠むときに守るべき規則。また、それを記した書。連歌の「応安新式」など。
定められていること。決まり。
「事を糺(ただ)して罪の軽重によって―の成敗」〈伎・韓人漢文〉

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世界大百科事典 第2版の解説

しきもく【式目】

連歌,俳諧を制作する場合の規約,すなわち禁制故実。平安末以降,鎖(くさり)連歌,長連歌が起こったが,それにともない式目に類する禁制,故実が求められ,連歌の盛行とともに,故実的な面は作法書となり,禁制的な面は式目となった。13世紀中ごろ以降,京都,鎌倉に二,三の式目が出現したが,1372年(文中1∥応安5)に二条良基が《応安新式》を定め,これが全国的規模で行われた。その後,一条兼良(かねら),宗砌(そうぜい),肖柏らによって増補改訂され,長く連歌の法典となったが,紹巴(じようは)の時代に全面的な検討が加えられ,1597年(慶長2)木食応其(もくじきおうご)の《無言抄》が成立,ひろく用いられた。

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大辞林 第三版の解説

しきもく【式目】

〔「式」は法式、「目」は条目〕
中世、法令・規則を箇条書きにしたもの。武家法に多く、「貞永式目(御成敗式目)」や「建武式目」はその主なもの。式条。
連歌・俳諧を詠むための規則・法式を箇条書きにしたもの。連歌の「応安新式」など。

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