後を引く(読み)アトヲヒク

デジタル大辞泉 「後を引く」の意味・読み・例文・類語

あと・く

余波がいつまでも続いて、きまりがつかない。尾を引く。「三年前の事故が―・く」
いつまでも欲しい感じが残る。「ピーナッツは食べだすと―・く」
[類語]名残惜しい惜しいもったいないあたら残念残り惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜後ろ髪未練がましい去り難いしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうじうじうだうだいじいじぐじぐじもじもじ因循断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋れんれん惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びない

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精選版 日本国語大辞典 「後を引く」の意味・読み・例文・類語

あと【後】 を 引(ひ)

  1. 終わるはずのことがいつまでも続いてきまりがつかない。また、終えるはずのことをいつまでも続けてする。主に飲食好みなどについて味をしめることをいう。
    1. [初出の実例]「稀に逢(あひ)ぬる客も忘れがたくて、跡引(アトヒキ)て明暮恋にせめられ」(出典浮世草子男色大鑑(1687)七)

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