去り難い(読み)サリガタイ

デジタル大辞泉 「去り難い」の意味・読み・例文・類語

さり‐がた・い【去り難い/▽避り難い】

[形][文]さりがた・し[ク]
1 離れられない。捨てきれない。「―・い思いにかられる」
2 避けられない。のがれにくい。
「人間の儀式、いづれの事か―・からぬ」〈徒然・一一二〉
3 断りにくい。拒むことができない。
「―・き餞はなむけなどしたるは」〈奥の細道〉
[類語]名残惜しい・惜しい・もったいない・あたら・残念・残り惜しい・残り多い・口惜しい・惜しむ・心残り・物惜しみ・未練・愛惜・痛惜・後ろ髪・未練がましい・後を引く・しつこい・執念深い・ねちっこい・ねつい・ねちねち・悪あがき・うじうじ・うだうだ・いじいじ・ぐじぐじ・もじもじ・因循・断腸の思い・負け惜しみ・こだわる・尾を引く・執拗・恋恋れんれん・惜しげ・思い残す・たゆたう・思い迷う・忍びない・死蔵・退蔵・倹約・無駄遣い・浪費・濫費・散財・空費・徒費・冗費・宝の持ち腐れ・不経済・無にする・無になる・無に帰する・水泡に帰する・水の泡・捨て金・湯水のように使う・髀肉ひにくの嘆たん

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精選版 日本国語大辞典 「去り難い」の意味・読み・例文・類語

さり‐がた・い【去難】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]さりがた・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. ① 立ち去りにくい。離れがたい。別れにくい。
    1. [初出の実例]「そむきぬる世のさりがたきやうに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
    2. 「つかのまもさりがたう思はれける北方、をさなき人々にも」(出典:平家物語(13C前)二)
  3. ② 捨てさりにくい。手放しにくい。
    1. [初出の実例]「さまざま道の絆もえさりがたくのみ侍れば」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)四)
    2. 「去(サリ)がたき因果のたねを身にやどし」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)四)

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