デジタル大辞泉 「口惜しい」の意味・読み・例文・類語
くち‐おし・い〔‐をしい〕【口惜しい】
1 思うようにいかなかったり大切なものを失ったりして残念に思うさま。また、いまいましく思うさま。くやしい。「こんな結果になるなんて―・いことだ」
2 対象が期待外れで満足できないさま。つまらない。取り柄がない。
「人のありさまの、とりどりに―・しくはあらぬを」〈源・若菜下〉
3 身分などが低くて言うに足りない。取るに足らない。
「いと―・しき
[類語]悔しい・残念・
( 1 )八代集には見えないが、平安時代の仮名文学以降見られる語。近世になると、類義語「くやし」と意味が接近し、やがて、「くやし(い)」の方が広く用いられるようになった。
( 2 )語源は、「朽ち」ることを「惜し」むとする説があるが、中世以降「口惜」をあてる例が多い。→「くやしい(悔)」の語誌。
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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