こだわる

  • こだわ・る こだはる
  • こだわ・る〔こだはる〕

大辞林 第三版の解説

心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。気にしなくてもいいようなことを気にする。拘泥する。 金に-・る人 済んだことにいつまでも-・るな
普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。 ビールの銘柄に-・る
物事がとどこおる。障る。 脇差の鍔つばが横つ腹へ-・つていてえのだ/滑稽本・膝栗毛 6
他人からの働きかけをこばむ。なんくせをつける。 達ておいとまを願ひ給へ共、郡司師高-・つて埒明けず/浄瑠璃・娥哥がるた

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デジタル大辞泉の解説

[動ラ五(四)]
ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。拘泥(こうでい)する。「些細(ささい)なミスに―・る」「形式に―・る」
物事に妥協せず、とことん追求する。「素材に―・った逸品」
つかえたりひっかかったりする。
「それ程―・らずに、するすると私の咽喉を滑り越したものだろうか」〈漱石・硝子戸の中〉
難癖をつける。けちをつける。
「郡司師高―・って埒(らち)明けず」〈浄・娥歌かるた〉
[補説]2は近年の用法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘自ラ五(四)〙
① すらすらと行かないで、ひっかかったりつかえたりする。
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六「脇指の鍔がよこっぱらへこだわっていてへのだ」
② 気にしなくてもいいようなことが心にかかる。気持がとらわれる。拘泥する。
※当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉六「賤しい根性は自然此間にこだはって居た」
③ 故障をいいたてる。わずかのことに理屈をつけて文句をいう。なんくせをいう。こだわりをつける。
※浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)二「達て御いとまを願ひ給へ共、郡司師高こだわって埒明けず」
④ (②から転じて) ある物事に強く執着して、そのことだけは譲れないという気持を持つ。「本物の味にこだわる」

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