熊谷[市](読み)くまがや

百科事典マイペディアの解説

熊谷[市]【くまがや】

埼玉県北部の市。1933年市制。利根川南岸と荒川両岸の沖積低地を占め,北端は群馬県に接する。中心市街は近世は中山道(現国道17号線)の宿場町市場町,秩父街道(140号線)の分岐点として栄えた。明治初年に熊谷県庁が置かれ,周辺の製糸業の中心地として発達。上越新幹線高崎線秩父鉄道が通じる。1960年頃から大工場が進出,鉄鋼,セメント,金属などの工業が盛んである。農村部では米麦を産し,施設園芸も行われる。中世は熊谷直実所領で,市街北部の館(やかた)跡に熊谷(ゆうこく)寺がある。2005年10月大里郡妻沼町,大里町を,2007年2月大里郡江南町を編入。159.82km2。20万3180人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

くまがや【熊谷[市]】

埼玉県北部の市。1933年市制。人口15万6429(1995)。市域の大半が荒川の沖積扇状地よりなる低地で,扇状地湧水を利用して古くから水田が開かれ,条里遺構もみられる。一ノ谷の戦で勇名をはせた熊谷直実(くまがいなおざね)ゆかりの地で,熊谷(ゆうこく)寺はその居館跡といわれる。江戸時代は中山道の宿場町で,市が立ち,南東部の久下(くげ)河岸は荒川舟運の終点としてにぎわった。明治初年に熊谷県庁が置かれ,利根川と荒川流域の養蚕・機業地帯の行政中心地となった。

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