コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カン

デジタル大辞泉の解説

かん【肝】

肝臓。きも。〈日葡
《昔、魂の宿るところとされたところから》心。まごころ。
「―ヲクダク」〈日葡

かん【肝】[漢字項目]

常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]きも
〈カン〉
五臓の一。きも。「肝臓肝油肝硬変
精神の働きの場としてのきも。「肝胆肝銘心肝肺肝
大切なところ。かなめ。「肝心肝腎肝要
〈きも(ぎも)〉「度肝

きも【肝/胆】

内臓の主要部分。特に、肝臓。「鳥の―」
内臓の総称。五臓六腑(ろっぷ)。
胆力。気力。精神力。「―の太い人」
物事の重要な点。急所。「話の―」
思慮。くふう。
「あまりに―過ぎてしてけるにこそ」〈沙石集・七〉
[補説]「肝に据えかねる」という言い方について→腹に据えかねる補説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

きも【肝】

一般に広く内臓を指す語。とも書く。《万葉集》135歌の中に〈肝向(きもむか)ふ心を痛み〉とあり,〈きもむかう〉は心にかかる枕言葉である。枕言葉として通用しえたのは,当時の内臓についての知識が一般化していた度合を示すものだが,この〈きも〉は肝臓と同一とは言いがたい。胆囊としばしば混同され,他方では心や魂を指す語だったからである。〈肝が太い〉(《宇治拾遺物語》),〈胆に銘ずる〉(《平家物語》),〈肝をくだく〉(《蜻蛉日記》),〈肝をつぶす〉(《太平記》),〈肝を冷やす〉(同)などと言う。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

かん【肝】

五臓の一。肝臓。肝の臓。
〔古く、魂のあるところと考えられたことから〕 こころ。 「 -ヲクダク/日葡」

きも【肝】

肝臓。
気力。胆力。度胸。 「 -を据えて答える」
五臓六腑ろつぷ。 「我が-もみ膾なますはやし/万葉集 3885
工夫。思案。 「あまりに-過ぎてしてけるにこそ/沙石 七・古活字本

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のの言及

【肝臓】より

…ギリシア語ではhēparといい,この語幹hēpa‐が肝炎hepatitis,肝臓癌hepatomaなどに用いられている。日本では古くは肝(きも)と呼ばれ,五臓六腑の一つとされる。…

※「肝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

肝の関連キーワードバッドバッドキアリー症候群アルコール性肝疾患アルコール性肝硬変肝がんのいろいろ生体部分肝移植肝てつ(蛭)症肝ジストマ病肝臓ジストマ肝動脈塞栓術中毒性肝障害薬剤性肝障害肝毛頭虫感染肝ジストマ症魂を冷やす肝ジストマ生体肝移植胆管細胞癌原発性肝癌ヘパトーマ

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

肝の関連情報