疎隔(読み)ソカク

デジタル大辞泉 「疎隔」の意味・読み・例文・類語

そ‐かく【疎隔】

[名](スル)うとくなって、へだたりができること。また、へだたりをつくること。「疎隔が生じる」
「ましてや内部生活の―した他人はなおさらの事である」〈寅彦・相対性原理側面観〉
[類語]わだかまりしこり隔たりげきギャップ懸隔不一致ずれ行き違い食い違い相容れない対立もやもや

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「疎隔」の意味・読み・例文・類語

そ‐かく【疎隔・疏隔】

  1. 〘 名詞 〙 きらって遠ざけること。また、親しみがうすくなってへだてが生じること。疎遠。疎外
    1. [初出の実例]「家属苟不索居、子孫誰有疎隔」(出典菅家文草(900頃)八・明氏族)
    2. 「若し人此教育教法に就きて疎隔する所あるとき」(出典:彼日氏教授論(1876)〈ファン=カステール訳〉一三)
    3. [その他の文献]〔晉書‐范甯伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android