(読み)げき

精選版 日本国語大辞典「隙」の解説

げき【隙】

〘名〙
① 物と物との間のすきま。間隙空隙。〔荀子‐礼論〕
② 仲たがいをすること。不和。
※続日本紀‐天平宝字六年(762)五月辛丑「高野天皇与帝有隙。於是、車駕還平城宮」 〔戦国策‐燕策〕
③ 乗じる機会。ちょうどいい機会。好機。
※火の柱(1904)〈木下尚江〉一八「軍国多事の隙(ゲキ)に乗じて此事をなす先づ売国の奸賊を誅して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「隙」の解説

ひま【隙】

《「ひま」と同語源》
物と物との間の空所。すきま。すき。
「―漏る夜寒の風に」〈木下尚江良人の自白
人と人との間にできた気持ちの隔たり。不和。
「長州の危急に及ぶを傍観なして居たると言うより―を生ぜし事なれば」〈染崎延房・近世紀聞〉
手抜かり。油断。すき。
「いささかの―なく用意したりと思ふが」〈・七五〉
[類語]あわいはざま合間あいますきま間隙かんげき

げき【隙】

物と物との間のすきま。間隙。
仲たがいをすること。不和。「を生ずる」
つけ入る機会。すき。
「軍国多事の―に乗じて此事をなす」〈木下尚江火の柱
[類語]わだかまりしこり隔たりギャップ疎隔懸隔不一致ずれ行き違い食い違い相容れない対立もやもや

げき【隙】[漢字項目]

常用漢字] [音]ゲキ(慣) [訓]すき ひま
物のすきま。「間隙空隙
あいた時間。「寸隙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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