デジタル大辞泉
「緊急警報放送」の意味・読み・例文・類語
きんきゅうけいほう‐ほうそう〔キンキフケイホウハウソウ〕【緊急警報放送】
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「緊急警報放送」の意味・わかりやすい解説
緊急警報放送【きんきゅうけいほうほうそう】
災害時の緊急警報をテレビジョンやラジオ,携帯電話などで伝えるシステム。電波に混ぜられた特殊信号により,受信機につけられたアダプターが作動し,電源の切れた受信機でも自動的に電源が入るようになっている。気象庁が中心となってつくられ,2007年10月から一般向けにも実施されている緊急地震速報は,このようなシステムとしては世界最初のもの。地震発生直後に震源に近い地震計でとらえた地震波(P波)のデータを解析し,震源位置と震度を推定し,地震の主要動(S波)が到達する前に素早く速報する。現時点ではまだ精度,地震計の設定位置とその防護などに問題が残されているが,今後の改善によって,地震・津波発生時に数秒から数十秒という短時間でも避難のための対処に役立つ可能性が期待されている。気象庁は12年1月,従来よりも1秒から8秒ほど早く地震発生を速報するための,データが装置に届く体制が整ったと発表した。実証試験で精度を確認した上で運用を開始する。→危機管理/緊急事態
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