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肉芽 ニクガ

デジタル大辞泉の解説

にく‐が【肉芽】

外傷や炎症により欠損を生じた部分にできてくる、赤く柔らかい粒状の結合組織。肉芽組織。にくげ。
零余子(むかご)」に同じ。

にく‐げ【肉芽】

肉芽1

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百科事典マイペディアの解説

肉芽【にくが】

外傷により生体組織が欠損した際や,炎症などの際,その部分に増殖する若い組織。たとえば皮膚創傷の治癒(ちゆ)時に,創面に赤いのような柔らかい顆粒(かりゅう)として見られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

にくが【肉芽】

〈にくげ〉とも読む。露出した創面を観察すると,出血など液性成分の滲出につづいて痂皮(かさぶた)が形成される。この痂皮をはがしてみると,下にはザクロの実のような桃色の顆粒状の盛上りがある。これを肉芽または肉芽組織granulation tissueという。盛んに増殖しつつある柔らかい血管に富む若い結合組織で,創面の壊死性組織を吸収し,欠損部を埋め,繊維化をおこす,創傷治癒にとってきわめて重要な組織である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

肉芽
にくが

植物の芽の一種。地上部に生じ、葉は退化しているが、茎が養分を貯蔵して塊状に膨れており、離層によって母体から離落して栄養繁殖に役だつ。肉芽は、普通は葉腋(ようえき)にできる。ヤマノイモ、ムカゴイラクサなどのむかごがその例である。[福田泰二]

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世界大百科事典内の肉芽の言及

【肉芽】より

…この痂皮をはがしてみると,下にはザクロの実のような桃色の顆粒状の盛上りがある。これを肉芽または肉芽組織granulation tissueという。盛んに増殖しつつある柔らかい血管に富む若い結合組織で,創面の壊死性組織を吸収し,欠損部を埋め,繊維化をおこす,創傷治癒にとってきわめて重要な組織である。…

【肉芽腫】より

…腫瘍の本態が明確でなかったころに名づけられたので〈腫〉という語尾をもつ。病巣中心に組織球からなる結節があり,周囲を,一般の器質化組織である肉芽組織がとりかこむ組織構築をしており,定義上,肉芽腫とは中心部の組織球結節のみを指すとするものと,その周辺の肉芽組織をも含めるとするものと2者があるが,病変を特徴づけるのは,組織球からなる結節であり,時期によっては周りの肉芽組織を欠くこともあるので,病変の成立ちを論ずるうえでは,前者の立場が妥当である。この組織球性結節が類上皮細胞とよばれる形態的特徴を示す細胞からなるものは,類上皮細胞肉芽腫とよばれ,最も重要な肉芽腫である。…

※「肉芽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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