疎漏(読み)ソロウ

デジタル大辞泉 「疎漏」の意味・読み・例文・類語

そ‐ろう【疎漏/粗漏】

[名・形動]大ざっぱで、手落ちがあること。また、そのさま。「調査に―がある」「―な計画」
[類語]鈍感鈍いうかつ無自覚無感覚無責任無神経不用意不注意無意識的散漫抜かり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏抜かるうっかりうかうかノーマーク無意識ゆくりなく知らず知らず思わず知らず思いがけず思いも寄らない思わず覚えずひょっと我知らず我にもなくついついつい不覚不意ふと図らず図らずも何気なしうかうかうかと予想外意想外ひょんな潜在意識無意漏れ落ち抜けけつ欠如欠損欠落欠員脱漏脱落欠漏空き間引き不備尻抜け仕落ち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「疎漏」の意味・読み・例文・類語

そ‐ろう【疎漏・粗漏・麁漏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おろそかで手おちのあること。また、そのさま。てぬかり。
    1. [初出の実例]「慥守典法、莫疎漏」(出典三代制符‐建久二年(1191)三月二八日)
    2. 「欧洲の地理家も、此州土の検査は、麁漏にて、米洲と亜細亜洲との間なる、一箇の大島なりと思ひたり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    3. [その他の文献]〔南斉書‐王晏伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android