藤沢[市](読み)ふじさわ

百科事典マイペディア 「藤沢[市]」の意味・わかりやすい解説

藤沢[市]【ふじさわ】

神奈川県中部の市。1940年市制。南は相模湾に面し,北部は相模原台地で,中部の平野部を中心に発達。片瀬鵠沼(くげぬま),江の島を含む。平野部にある中心市街は近世東海道宿場町遊行(ゆぎょう)寺門前町であった。明治中期に東海道本線,明治末に江ノ島電鉄,昭和初期に小田急電鉄通じ,次第に観光保養地,京浜への通勤住宅地として発展した。東海道本線沿いや農村地域の北部に昭和30年代から工業団地が造成され,自動車,機械などの大工場が進出して1兆716億円(2003)の製造品出荷額を上げ,県内上位。西部辻堂も住宅地をなす。東日本大震災で,市内において被害が発生。69.57km2。40万9657人(2010)。

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