デジタル大辞泉 「零す」の意味・読み・例文・類語
こぼ・す【▽零す/▽翻す/×溢す】
1 容器を、うっかりひっくり返したり傾けたりして、中に入っている物を外に出してしまう。また、液体、粉末、粒状のものを容器などからあふれさせたり、物の間から漏らしたりして外へとり落とす。「水を―・す」「御飯を―・す」「あせって返球を―・してしまう」
2 涙などを不覚にも落とす。「思わず涙を―・す」「よだれを―・す」
3 うれしさなどの感情を表に出す。「笑みを―・す」
4 不満や泣き言などを胸に収めておけないでつい人に言ってしまう。ぶつぶつ言って訴える。「愚痴を―・す」「仕事がつまらないと―・す」
5 すきまから外へはみ出るようにする。見えるようにする。
「色々の
[可能]こぼせる
[類語](4)ぶうぶう・なんのかの・とやかく・なんだかんだ・どうのこうの・減らず口・ごねる・ごてる・くねる・ああ言えばこう言う・言葉を返す・異を唱える・けちを付ける・ぼやく・愚痴る・愚痴っぽい・かこつ・愚痴をこぼす・不平を鳴らす・不平を並べる・御託を並べる